パスワードを忘れた? アカウント作成
799880 story
電力

鳥のふんで 1 万戸停電 70

ストーリー by reo
鳥テロ 部門より

Aluminum-Carbide 曰く、

9 月 25 日の午前 5 時 20 分頃、愛知県で約 10500 戸が停電した。原因は鳥のふん (47NEWS の記事毎日 jp の記事中部電力のプレスリリースより) 。

停電が発生したのは愛知県の岡崎市と西尾市、安城市。西尾市にある西尾変電所にて送電線と鉄骨をつなぎ絶縁体の役割をする陶器製の部品「がいし」に鳥のふんが付いたため漏電が発生し、自動的に送電が停止したことが原因とのこと。送信元を別の変電所に切り替えて 6 分後に復旧した。送電線には 7 万ボルトの電圧が流れており、高さ 1 メートルの円柱状のがいしは焦げ、破損していたという。

西尾変電所では、鳥が近づくのを防ぐため鉄骨の外側に針金を張り巡らせる、糸を張るなどの対策を取っていたという。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 送電線くらいに電圧が高いと、ガイシは大型のものを何個も連結させてあるものだと思うのですが、鳥のフンくらいで絶縁が破れてしまうといは意外です。ムクドリの群れに集中爆撃でもくらったのでしょうか。

    1羽の爆撃でも絶縁が破れるものなのか、はたまた稀な事例だった(ウンが悪かった)のか。

  • by upken (38225) on 2011年09月27日 11時33分 (#2025429)

    送信元を別の変電所に切り替えて 6 分後に復旧した。

    ということは、サーバーを止めるつもりが無いなら6分を超える構成が必須ということですね。
    # ぎりぎりで構成することはないと思うけど。

  • 鳥のふん状のものをまいただけで停電テロが実現できるってこと??
    • by Anonymous Coward

      数分ですぐに復旧するようなテロにどの程度価値があるのか知りませんがそれでよければ可能なのでは?

    • by Anonymous Coward

      クレーン船を調達して、江戸川を渡るのが手っ取り早いかと。

      • 無粋なマジレスで申し訳ないけど。

        住宅地でクレーン車の不用心な移動を行うだけで、
        存外と容易に停電事故を引き起こすことができます。

        というか、人間という生き物、
        足許には結構気を配るのですが、
        頭の上は、意外なほど気にしてないです。

        工事などに限らず、日常生活の中でも、
        長尺物を運ぶような場合には、十二分に気をつけてください。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        渡っちゃダメです
        上るか下るかしないと

        • by Anonymous Coward

          あとさらに、江戸川ではありません、旧江戸川です。
          もちろんかつては江戸川の本流でしたが、江戸川放水路が開削されてから、そちらの方が本流とされました。

    • by Anonymous Coward

      塩害で塩の結晶がこびり付いても、蛇が巻き付いても簡単に停電します
      (実際にはそんなことが無いように変電所などでは長いガイシを使っているのですが)
      さらには髪の毛ほどの太さの導電性ワイヤを空から大量にバラ撒けば簡単にテロを実現できます
      (そういう兵器が実際に存在します)

  • 「送電」でいいんでは。
    信号を送るわけじゃないし。
    と思ったら、元ニュース記事のほうも「送信」ですね。
    • by Anonymous Coward

      そこはあなたより一時間以上前に指摘した人がいますよ。

      でもってなんやら言い争いになりそうですが。

      • by Anonymous Coward

        最近、モデレートのためにツリーだけじゃ無くて、
        時系列でコメントを表示できるとうれしいなと思ったり

        #もしかして知らないだけで出来る?

  • by Anonymous Coward on 2011年09月27日 10時39分 (#2025383)
    でないかい?
  • by Anonymous Coward on 2011年09月27日 10時43分 (#2025386)

    大切なので二度いいました。

  • by Anonymous Coward on 2011年09月27日 11時28分 (#2025424)

    高圧電線とかって触ると感電するとか、鳥は感電しないとか、
    地面に接地してなければ感電しないとか、ってよく話題になるけど、
    そもそも皮膜は被っていないの?
    被ってれば、そもそも今回の事故も無いわけですし、
    毎年、正月に凧が絡まって感電死とかないわけなんですけど・・・

    何か技術的な問題なのか、重量的な問題なのか、コストの問題無いの、
    疑問に思っています。
    知ってる方教えて。

    • by Anonymous Coward

      いろいろ間違ってますよ。

      今回の事故はそもそも絶縁用の碍子に導電体である鳥の糞が付いた結果漏電したのが原因という事なのですから皮膜の有無は一切関係ありません。(緊急時用の危険予防対策が正常に作動しただけです)

      それに送電線に皮膜は当然被ってますよ。
      ただ流れている電気が高電圧ですから少々の絶縁体でも電気が流れてしまう可能性があると言うだけでしょう。
      そもそもたこ糸だって絶縁体なのですから。

      • by Anonymous Coward on 2011年09月27日 12時47分 (#2025495)

        >絶縁用の碍子に(中略)皮膜の有無は一切関係ありません。

        いや、そもそも、ちゃんと絶縁できるだけの被覆があるなら碍子で絶縁する必要ないわけで。

        >それに送電線に皮膜は当然被ってますよ。

        基幹なんかの超高圧・超超高圧用は被覆無いよ。例えば「TACSR」とかで画像検索してもらえば実例がいっぱい出てくる。
        別コメにあるようにあまり意味ないし、意味があるまで分厚くすると鉄塔が持たない。
        ちなみに、鉄塔の近くで鳥が超高圧線に止まって、鳥から鉄塔への放電(空気の絶縁破壊が起きて時々放電する)で鳥が感電死&送電系に影響、なんて事故も時々ある。

        被覆した場合のデメリットだけど、

        ・耐熱温度が下がる
        まず、基幹系は非常に大容量の電流を流してるから、発熱が凄い。逆に、耐熱温度が低いと流せる電流が減るから電線の本数を増やさないといけない(=重くなって鉄塔の建設費が高い)。
        例えば普通の被覆電線だと耐熱温度は100度以下ぐらいだけど、最近の耐熱型超高圧架空電線なんかは180度だかそのぐらいの耐熱温度がある。そして実際に、超高圧架空電線なんぞは高負荷時には100度超えたりするぐらいの温度(ジュール熱でここまで上がる)で使用されてたりする。

        ・放熱が難しい
        前項にも関係するんだけど、大電流を流すから発熱が凄い。万一これに分厚い被覆をつけると、放熱が間に合わなくて温度がさらに上がってしまい使い物にならない。
        熱がこもるとケーブルの熱膨張による垂れ下がりだとか、抵抗の増大も無視できないしね。

        ・重い
        ただでさえ重いケーブルがさらに重くなるんで、鉄塔が耐えられない。耐えられる鉄塔を造ろうとするとすさまじく高コストになる。

        ・風に対する抵抗が増す
        断面積が増えると空気抵抗が増えるんで、風のあるときに鉄塔にかかる力が増える。そうすると鉄塔を(以下略)

        とまあ、そんな感じで、超高圧系の架空電線を被覆してもほとんど良いこと無いのよ。
        さすがに低空に張る電線だとか地下系など、人の近くを這わす電線は被覆線使うけど。
        (放熱をよくするために、ケーブル内に水だかなんだかの熱交換媒体を流すケーブルとかもある)

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          そんなに熱いなら鳥もとまらないと思うけど、常に熱いわけではないのかな?
          • by Anonymous Coward

            負荷が低いときは気温+10度とかそういう感じ。
            夏場の昼とかでガンガン電流通してるときがかなり熱い。

    • by Anonymous Coward

      >そもそも皮膜は被っていないの?
      鉄塔の上にぶら下がっているのは被覆はありません。
      地下とか地上近くのケーブルには被覆はあります。

      >何か技術的な問題なのか、重量的な問題なのか、コストの問題無いの、
      >疑問に思っています。
      その全てです。
      高圧電線に被覆を付けてもあまり意味がないんです。
      高電圧に加え交流なので、被覆というか絶縁体はコンデンサとして機能するので
      触れるものがあれば、そこからリークして電流は多かれ少なかれ流れてしまいます。
      (実際は空気ですらコンデンサとして振舞ってますけど)
      被覆はまったく無意味で

    • by Anonymous Coward

      高圧電線でも使われる場所によって絶縁被覆をする場合もあれば、しない場合もありますよ。たとえば地中埋設や海底送電線なんかは当然絶縁被覆を使いますが、一方で一般的に言う「高圧電線」であるところの架空送電線では絶縁被覆はしません。ただし錆びることを防止する防食被覆はします。

      なぜ絶縁被覆しないかというのは、必要な絶縁被覆の厚さを計算すればわかるのでは? たとえばモガミ電線のサイトの数字 [mogami.com]を引用すると、高圧電線で必要な被覆厚さは(2~3)×16kV/mmですから、今回の電圧7万Vであれば必要な被覆厚は2240~3360mmです。要するに、芯線の直径を考えなかったとして被覆の分だけで直径が4~6mの電線になってしまうわけで..

      • by Anonymous Coward

        7万Vは,70kVなので,
        70,000 / 16,000 * 2(to 3) = 8.75(to 13.125)
        被膜は10mm前後では?

        #まあ,どうでもよいですが.

    • by Anonymous Coward

      斬新な表現だ。

    • by Anonymous Coward

      >毎年、正月に凧が絡まって感電死とかないわけなんですけど・・・

      いや、ここ最近はかなり長い年月その手の事故は起こってなかったと思うんだが……
      (少なくとも今世紀に入ってからは無かったような)

      • by Anonymous Coward
        そもそも正月に凧揚げをしている人の数自体が減っていますからね。
typodupeerror

私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

読み込み中...