「再生可能エネルギー」という神話 130
ストーリー by reo
バズバズ 部門より
バズバズ 部門より
capra 曰く、
本家 /. 記事にて、Bulletin of the Atomic Scientists の記事として掲載された再生可能エネルギーについてのコラムが紹介されている。科学分野のライターである Dawn Stover 氏はこのコラムにて、分かりやすい言葉で「再生可能エネルギーに関する神話」を暴いている。
「再生可能エネルギー」といえば「クリーン」で「エコ」で、石油や天然ガスとは異なり「尽きることが無い」などと捉えられがちであるが、その現実を端的にまとめた Stover 氏の論点は以下の通り。
- 太陽光発電: 太陽光は40億年くらいは尽きることは無いかもしれないが、太陽光発電に必要なパネルや蒸気タービンに使用する地下水は「再生可能」ではない。
- 地熱発電: 地熱発電も地下水を利用するが、その消費ペースは雨で補充される量を超える
- 風力発電: 風力発電機建設にかかる材料は再生可能ではない。例えば American Wind Eneregy Association によると、2009 年に米国に建設された 5700 基の風力発電タービンには鉄筋約 5 万 8000 km、コンクリート約 130 万 m³、レアメタルであるネオジム約 300 kg、ジスプロシウム約 50 kg を使用している。
- バイオマス: バイオマス用の農地を広げることは、食用の作物のための農地、娯楽や文化用途の土地、そして野生動物の生息地が減ることに他ならない。
- 水力発電: 海流や波を利用した発電方法はまだ実験段階にあるが、ダムなどの利用によって既に実証されている技術である。現に世界の電気 16 % 余りが水力発電によって賄われており、あまりに当たり前の技術であるため「代替エネルギー」と言った分類とも少し違う扱いを受けている。しかしその「再生可能性」は太陽光や風力を遥かに凌駕する。
Stover 氏の軍配は水力発電にあがっている模様。しかし残念ながら「再生可能エネルギー」とは確固とした基準の存在しない無意味な用語であり、真に再生可能なエネルギーなど現時点では存在しないというのが同氏の弁である。
その方法は完璧じゃないからダメだ、という論法 (スコア:3)
「100%環境を破壊しない」衣食住の方法は無い。
はい、そのとおりですね。
「100%人体に害を与えない」医薬品は無い。
はい、そのとおりですね。 ….(他にもいろいろ)
という感じの、当たり前のことを書いてるだけでして。
「真に再生可能なエネルギーなど現時点では存在しない」も最初から当たり前。
これで太陽光発電や地熱発電を批判しても説得力ないですよ。
再生可能エネルギーを「尽きることが無い」なんて信じる人は最初からいませんよ。
再生可能な部分が多いか少ないかが大事なわけですよね、当然ながら。
Re: (スコア:0)
つか、石炭・石油による火力発電所も、長い目で見れば再生可能エネルギーなんですよ。若干、生産よりも消費のペースが速いだけで。あと、植物が光合成して化石になって石油になって・・・トータルの効率でみたら現在もてはやされている再生可能エネルギーよりもよっぽど効率が悪いだけで。
エネルギー白書にも書いてある通り、再生可能エネルギーの約8割は薪薪(まき・たきぎ)。
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2010energyhtml/1-2-1.html [meti.go.jp]
薪として使用すれば「再生可能」で、石油になるまで待って使用したら「再生可能じゃない」という理屈は成り立ちません。要するに、効率の問題しか残っていないわけです。。
化石燃料/Re:その方法は完璧じゃないからダメだ、という論法 (スコア:1)
>石炭・石油による火力発電所も、長い目で見れば再生可能エネルギーなんですよ。若干、生産よりも消費のペースが速いだけで。
化石燃料は、生成と消費の速度の極度のアンバランスゆえに再生可能とよばれない。
薪も、とりすぎれば再生可能とは言えない。枯渇しない範囲で使うのが原則。
化石燃料も、できる分だけ使うなら「再生可能」でいいよ。消費可能な量は、いまの数億分の一に限定されるけど。
ネタにマジレス/Re:化石燃料/Re:その方法は完璧じゃないからダメだ、という論法 (スコア:1)
>ネタにマジレスご苦労さん。「若干」は、ただのアンチテーゼだから。
ちゃんとネタとして成立してるなら、注釈や言い訳はまったく必要ありません。
Re:ネタにマジレス/Re:化石燃料/Re:その方法は完璧じゃないからダメだ、という論法 (スコア:1)
>宇宙のスケールで見れば「再生可能エネルギー」なんて存在しない。
それは、どの宇宙論を採用するかで異なるのでは?
記事の著者は水力発電が良いとは言っていない (スコア:3)
面白い記事を紹介していただきありがとうございます。ですが、
こんなこと、どこに書いてあるんですか。記事には、
と書いてあります。
いいえ、著者はどの「再生可能エネルギー」にも軍配を上げていません。
Re: (スコア:0)
ヒント: reo
そのうちハム速みたいに抗議されるぞ。
Re: (スコア:0)
それ、ヒントじゃなくて答えだから…。
書くなら、
ですね。
livedoorニュースへの引用狙いですか。 (スコア:2)
リンク貼りませんけど、livedoorニュースがタレコミ文をそのまま載せちゃってますね。
でもそれに対するコメント文までは表示されてない。
それを狙われたんですね、reoさん。
「再生可能」という言葉がインチキ (スコア:2)
再生というより、石油や石炭、LNGやウランなどのエネルギー源を人為的に与えなくても、
入手可能という程度の意味と解するのが妥当でしょう。
エネルギーは再生なんかできっこない。最終的に熱になってお終い。
言うなら、自然エネルギーが妥当じゃないか。
Re:「再生可能」という言葉がインチキ (スコア:2)
日本語の「再生」には「リサイクル」だけでなく、「森が再生する」のように、”自然の力で回復する、再び利用可能になる”という用法もあります。広辞苑第6版における定義も前から順に「蘇生、復活、再誕、新生」等で、リサイクルの意味は6番目です。
原語のrenewableに「リサイクル可能」の意味が全く無い点では、確かに「再生可能」は異なります。しかしrenewableの意味は、「再生可能」にちゃんと含まれています。
逆に「自然エネルギー」だと、それこそ「森を潰してそれっきり」など、「全くrenewableじゃない」使い方まで含まれてしまいます。
Re:「再生可能」という言葉がインチキ (スコア:2)
太陽光で発電すれば、地表には光や熱が届かなくなります。
その結果、よいことが起こるか、悪いことが起こるかはあまり議論されていませんが、
エネルギーは別の形に変換されて抜き取られているわけです。
再生するわけではありません。
再生するのはエネルギーでなく、エネルギー源。 (スコア:2)
別記事で既に投稿していますが [srad.jp]、
各国政府の承認を受けた国際的かつ最新の定義 [ipcc-wg3.de](1.2.1節)で、下記のように定められています。
Renewable energy is any form of energy from solar, geophysical or biological sources that is replenished by natural processes at a rate that equals or exceeds its rate of use.
(再生可能エネルギーとは、太陽・地球物理学的・生物学的な源のうち、利用されるのと同じもしくはそれ以上の速度で、自然界のプロセスによって更新されるものから得られるエネルギーを指す)
対する枯渇性エネルギー(化石燃料やウラン)は、抜き取られたエネルギーのみならず、源からして(人類のタイムスケールでは事実上)再生しません。それは「悪いこと」のはずですね。
Re:再生するのはエネルギーでなく、エネルギー源。 (スコア:2)
片方を枯渇性エネルギーとしたいのなら、もう片方は非枯渇性エネルギーとでもすればいいのです。
再生しないものを、再生すると言い張るから、インチキ臭いと言っているわけです。
Re:再生するのはエネルギーでなく、エネルギー源。 (スコア:2)
枯渇性エネルギーは、今のコストで使えそうな分はあと数十年単位。
人類の種としての歴史と比べても、せいぜい数十万年単位まで。
対して、太陽エネルギーや地熱は十億年単位です。ケタが4つ~8つ違います。
太陽エネルギーや地熱の残りを心配するには、文字通り十億年早いです。
Re:「再生可能」という言葉がインチキ (スコア:1)
> renewable energyの訳らしいけど、renewableは更新可能といった意味が本来でしょう。
renewable[re・new・a・ble]
[形]〈契約・免許などが〉継続[更新, 延長]できる;回復[復活]できる.
再生可能は適訳ですね。
> 再生というより、石油や石炭、LNGやウランなどのエネルギー源を人為的に与えなくても、入手可能という程度の意味と解するのが妥当でしょう。
renewable energyの定義は色々とありますが、あなたの言う定義はあまり広く使われているものではありません。
International Energy Agency (IEA) Renewable Energy Working Partyの以下の定義あたりが比較的よく使われるものです。
Renewable energy is derived from natural processes that are replenished constantly.
In its various forms, it derives directly from the sun, or from heat generated deep within the earth.
Included in the definition is electricity and heat generated from solar, wind, ocean, hydropower,
biomass, geothermal resources, and biofuels and hydrogen derived from renewable resources.
あなたが独自の定義をするのは勝手ですが、その場合は既に普及しているrenewable energyとの混同を避けるために独自の用語を定義する方がお勧めです。
また、これは少々蛇足となりますが、あなたの独自の定義では「エネルギー源」や「人為的に与える」の定義が非常に曖昧で、バイオ燃料や水力発電あたりがどちらつかずとなります。もう一度、用語の定義を深く考えてみると良いでしょう。
> エネルギーは再生なんかできっこない。最終的に熱になってお終い。
一般にこの手のエネルギー話をするときは閉鎖系ではなく開放系である地球を前提とするので再生可能です。
> 言うなら、自然エネルギーが妥当じゃないか。
以前は自然エネルギーという言葉も使われていた時期がありますが、そもそも自然に作られる石油エネルギーも含まれてしまうなどの問題があるため、最近では再生可能エネルギーという言葉が広く使われています。
中辞典だけで「無い」と判断しない。 (スコア:2)
研究社の新英和大辞典第6版では、
1「更新しうる、再生しうる」
2「更新(継続、延長)出来る、切り替えられる」
3「一新(回復)できる、復活できる」
4「再び始められる、やり直しできる」
となっております。
仮にも技術用語なので、一般向けの中辞典だけじゃダメです。
またgoogleを引用されてますが、google翻訳だと「再生可能」です。
定量的なデータで論じて下さい。 (スコア:2)
「効率が悪い」という判断基準は何ですか。
変換効率のことなら、
・源が無尽蔵・無料のエネルギーと、有限・有料のものを同じに論じること自体が無意味です [aist.go.jp]。
・そもそも枯渇性エネルギーは、投入した以上のエネルギーを得ることが原理的にできません。人類が投入したエネルギー(化石燃料等)の、たとえば火力発電なら4~5割ぐらいが電力になり、残りは熱として散逸します。熱まで有効利用しても、100%を超えることはありません。
・それに対して再生可能エネルギーの場合は太陽や風からエネルギーを吸収して動きますので、人類が投入したよりも多くのエネルギーが得られます。
同じ「人類が投入したエネルギーに対する変換効率」で言えば、効率が100%を優に超えます。たとえば今の太陽光発電の性能ならば、350%~500%ぐらいに相当するエネルギー(しかも、電力として。火力発電比なら10倍とかになる) [aist.go.jp]。
価格のことなら、
・IEAですら、再生可能エネルギーの方が安くできるはずと指摘してます [wikipedia.org]。
・高くて有名な太陽光発電ですら、10年以内にガス火力と競うようになると見られてます。また普及の進んでいるドイツでは今の日本の半額になっていて [wikipedia.org]、日本でも普及を順調に進めれば、数年で今の半額程度にできるはずです [impress.co.jp]。
・対する化石燃料は、世界のエネルギー需要増加によりさらなる高騰が危惧されて居る上、排出量削減の観点からも再生可能エネルギーが果たすべき役割が大きいと指摘されています。エネルギー全体では2020年までの対策費用を1ドルけちる毎に、2020年以降、その4倍以上の出費が必要になると見られています [iea.org]。
変換効率・費用のどちらから見ても、普及は合理的ですよ。
だからっつーて、簡単にポンっとできるもんでもないのも確かですが。
電力供給について今できることや今後すべきことについては、東大の荻本研の資料 [u-tokyo.ac.jp]が網羅的で良いと思います。
一言でいうと、色んなものを組み合わせて使っていかないと、だめですよ。
Re:定量的なデータで論じて下さい。 (スコア:1)
太陽光発電だと大雑把に1平方メートルあたり定格設備容量にして100W、年間発電量にして100kWhぐらいです。日本の平均的条件で(地域によって変わる)。
(1平方メートル辺りの最大の太陽光の強さが1kWぐらい、太陽電池の変換効率は主流品で10数%~20%だけど、まぁ設置面積のロスもあるのでざっくり10%で)
ただ単純に面積ゆーても、たとえば屋根の上に他の電源を置くんですか?という違いもあるんで、実用上はあまり意味がない。
良くある原発1基=山手線の中っつ比較でも、
・それ年間発電量なので。晴れたお昼頃だと、山手線内分の面積の太陽電池は、原発5基分ぐらいの出力を出す。
・山手線内に原発何基も置くんですか?
というツッコミどころがあります。
風力発電はよーわからんので、数値はパスです。ただ定性的に言えばあれも「占有」する面積は柱一本+αなので、その下は放牧地なり農地なり。
Re:定量的なデータで論じて下さい。 (スコア:1)
「前払い」だから、でしょうね。導入時に、どかっとお金がかかりますから。
その代わり、そのあとは化石燃料なしで電気なり熱なりが得られます。「前払い式の飲み放題」ですね。
ところで太陽光発電を例に挙げると、ドイツでは設備導入コストが既に日本の半額になってます [atmarkit.co.jp]。
技術的には、そこまで安くできることが実証されてます。
日本(を含めた多くの国)でそこまで安くなってないのは、それを扱う政策なり、人なりが、技術の進歩にまだ追いつけていないからです。
(具体的には、流通費や施工費、手続き費用等の差として表れます。)
日本の場合でいうと、バブル以降、変化への対応速度が国全体として遅くなったように感じています。
変化はビジネスチャンスでもあるのに、人の足を引っ張り、変化を拒むことばかりに力を入れすぎているように思います。
でも変化に対してデマを流したり難癖を付けたりしていても、問題の先送りに過ぎません。その間にも情勢の変化は進み、いつか押し流されてしまうでしょう。
リスクを取って先に進まぬ限り、結局はビジネス上の利益も逸することになるのではありませんか。
この論法だと (スコア:2)
# 牛馬でも文句(難癖)を言われそうなので、もう人力しか残らない。
notice : I ignore an anonymous contribution.
わかりやすいツッコミどころ (スコア:2)
既に他の方がたっぷりツッコミ入れておられますけど、敢えてあまりデータ見なくても言えるところから。
・化石燃料は、一度使って燃やしたらそれっきり。使い続ける限り、探して掘り続けないといけない。対して、太陽電池パネルの原料とか風力発電機のギアボックスはリサイクルできる。
・原料の掘削時に環境汚染がーとか言ってるけど、石油の深海掘削とかシェールガスのフラクチャリングによる環境汚染と比較していない。
・地熱は石油などとは異なり、休ませれば地球深部からの熱でまた熱くなる(回復速度が場所によって異なるだけ)。せめて1904年から発電し続けてるラルデレロを見てから論じて下さい。
・地熱で出力が下がった一部の例だけで、全体を否定している。でも全体では十分使い続けられてるわけで、詭弁。
・コンクリートや鉄を使うのは既存の発電所も同じ、レアメタルを使うのは原発も同じ。
・化石燃料火力は燃料を悔い続け、環境汚染な重金属も温暖化ガスも、再生可能エネルギーより桁違いに多量に吐き続ける。たとえばたとえCdTe型でも、太陽電池の方がケタ違いに環境中への排出量が少ない [wikipedia.org]。
・少なくとも太陽電池で言うならば材料の資源量についてとっくに検討済みで、資源が尽きる前に太陽光だけで相当な電力を賄えるようになるだろうと見積もられている [nrel.gov]。
エネルギー収支や排出量 [aist.go.jp]のデマじゃ勝てないとみて、別のネタ持ち出してきたんですかねぇ…。
もちろん再生可能エネルギーだって不適切な使い方(森潰してそのまま、とか)も考えられるけど、その場合は「再生可能」の定義自体から外れる。エネルギーの源が人間が利用する速度以上で、かつ自然の力で再生する場合のみが該当する [wikipedia.org]ので。
環境影響も皆無じゃないけど、それでも適切に使えば化石燃料などよりはずっと減らせるはずですよ。
# アメリカのトウモロコシエタノールとかはどーかと思うが。
Re:わかりやすいツッコミどころ (スコア:1)
リサイクルする方が、「生の」原料から精製するよりもずっと少ないエネルギーで済みます。
そのリサイクルに使うエネルギー自体も、それまでに発電した分でお釣りが来ます。
何か勘違いされてると思うのですが、再生可能エネルギーは、人為的に投入した以上のエネルギーを太陽光・風力・地熱等から吸収し、人類に提供できます。
一定以上の性能があれば、原料を採掘・精製するところから設備製造・保守・廃棄(orリサイクル)まで全ての人為的な投入エネルギーを含めても、稼働期間中にそれを遙かに上回るエネルギーを自然界から吸収し、電力や熱として利用可能にします [aist.go.jp]。数値で言うと数倍~数十倍のオーダーです [aist.go.jp]。リサイクルの分ぐらい、十二分にお釣りが来ています。
設備を数十年間利用したあと、リサイクルをせずに捨てていたら、いつか資源の有限性に突き当たってしまいます。リサイクルすることで、資源の面でも持続的になります(100%完璧じゃないとしても、リサイクルした分、持続性が向上します)。ので、ハードウェアのリサイクルは持続性を語る上でも重要なポイントです。
太陽光発電を例に取って言えば、設備の殆どがリサイクル可能です。ガラスや金属類や半導体等々。もちろん生原料掘ってくるよりも、ずっと環境への負担が優しくなります。先に普及が進んでる欧州では、既に専用のリサイクルシステムが出来てたりします [pvcycle.org](英語ですが、各種資料もあり)。
支離滅裂 (スコア:1)
どちらかというと再生エネルギーと声高に叫ぶ人たちには批判的な私なんですけどねぇ。
Re:支離滅裂 (スコア:1)
>太陽光発電に必要なパネルや蒸気タービンに使用する地下水は「再生可能」ではない。
>風力発電: 風力発電機建設にかかる材料は再生可能ではない。
これらの材料は十分なエネルギー(とコスト)があれば再生は可能
>バイオマス: バイオマス用の農地を広げることは、食用の作物のための農地、娯楽や文化用途の土地、そして野生動物の生息地が減ることに他ならない。
再生可能性と直接関係ない事象を例に出されても、、、、
>地熱発電: 地熱発電も地下水を利用するが、その消費ペースは雨で補充される量を超える
他の方が指摘しているが、降雨だって有限なのに、何故地熱だけこのような前提条件をとるのか?
再生可能エネルギーって言葉は未定義なので、安易に使ったり騙されたりしない様に、という趣旨は分かりますが
ご当人も自分に都合の良いレトリックを用いている感じがしますね
とっくの昔に議論済みの話題 (スコア:1)
何をいまさら。
> 建設資材は再生可能ではない
それを評価するために、LCAという手法が広く行われている。
開拓についても、土地転用に伴う影響というのは、当然評価対象に含まれている。
だから、今は主に放棄された土地(耕作放棄地とか、鉱山跡地とか)の利用を中心に検討されている。
> 降水量律速
灼熱の太陽が降り注ぐネバダ州のど真ん中と降雨量の多い日本では、利用可能な持続的エネルギーが違う。
適材適所の取捨選択が重要である事は、もはや常識。
それぞれの分野でそれぞれの研究者が頑張っているが、誰一人、他の分野を否定はしていない。
それぞれ得意不得意があって、組み合わせで乗り越えていくものだと理解しているから。
水力発電もそう。
水力発電は、実は雨が多すぎても使えない。下流が洪水になるからね。
勘違いしている人が多いけど、持続可能エネルギーは、今はまだ、研究開発途中の夢のエネルギーの話。
あと、既に言ったけど、原発みたいに、一発解決な万能エネルギーもなく、色んなのを少しづつ組み合わせて賄いましょうという話。
強力な利権による利益の集中を生みにくいから、エネルギー会社は嫌がるけれど、分散型のほうが社会的には安全だと思う。
福島第一みたいに、それが止まったら首都機能が危うくなるような状態にはならないだろうね。
温泉発電とか (スコア:1)
エントロピー増大の... (スコア:1)
Re:エントロピー増大の... (スコア:2)
減少可能エントロピ
Re:エントロピー増大の... (スコア:1)
こんな動画を思い出した。
8ケタの違いがあります。 (スコア:1)
太陽全体や地球全体(地熱)まで含めて計算すれば、確かにエントロピーは増大し、使えるエネルギーは有限です。
ただし他の投稿で既に指摘した通り、 [srad.jp]、それらはあと十億年単位で使えます。
人類のスケールからすれば、事実上無限と見なせる規模です。
比較対象の枯渇性燃料は数十年単位で残りを心配されていますので、8ケタもの違いがあります。
「枯渇性」「再生可能」の分類は、その差を表しています。8ケタもの違いを同列に論じるのは、詭弁ですよ。
ちなみに出所は槌田氏あたりだと思いますが、その方(or 方々?)、温暖化でもエネルギー収支でも、世界でまともに認められてるような論文がありませんから。
大学の研究室に所属してる知り合いがいたら、論文データベースで検索してもらって確かめると良いですよ。
# ものの見事に「該当なし」だったりしますよ。
書くこと無い (スコア:1)
つっこもうと思ったら、充分すぎるほど先に書かれてて、
もう、「こんなバカ記事タレこむな!」くらいしか言うことがない。
the.ACount
再生可能エネルギーは自然界にのみ存在する (スコア:1)
人工的な太陽光発電システムも、自然界で静々と続けられる光合成と比べたら、再生可能なんて呼べるレベルじゃないってことでしょ。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
水力も有限 (スコア:0)
降雨量が上限。
Re:水力も有限 (スコア:1)
発電量の話じゃなくて再生可能性の話でしょ
降雨が0なら発電で消費される水も0、降雨が100なら発電で消費される水も100っていう話
地熱発電は地下水を100消費するが降雨で補充されるのは99以下
#0とか100って数字は適当
もっともダムを造るのに使うエネルギーや物質、環境破壊について言及されてないからなんかダムよりの話ですけど
Re:水力も有限 (スコア:1)
あにいってんだおめ、降雨量0なら水が貯まるわけねーべよ。
貯まってる水ってのは以前の降雨だべさ。
よほどの天変地異で気候が変わるのでもなければ、ダム作るような土地で年間通して雨降らないなんてことは考えられないから、「降雨量が上限」というのは発電能力の話で再生可能性の話ではない。
Re:水力も有限 (スコア:2)
地下水は数千年のスケールらしいですよ。
農業で組み上げたせいでその数千年分の蓄えがここ100年ぐらいで枯渇しそうっていう勢いだそうです。
以前テレビで見ました。
Re:水力も有限 (スコア:1)
その話は、
「降雨量が上限だから水力も有限」「雨はどれだけ使っても降らなくなることはないので再生可能である」
という今の話題と何か関係ありますか?
Re:揚水発電は? (スコア:1)
限度を超えると河川が干上がったりするので、どうかとは思う。ダムの蒸発分より、降雨量が大幅に勝っているなら問題ないけどね。
水力発電も万能じゃない (スコア:0)
夏本番で逼迫する電力事情の東北地方 [srad.jp](なぜか採用されなかった)
数十年に一度の大雨でインフラがやられてしまう脆弱性があり、「当たり前の技術」と一辺倒に依存することもできない。
まあ、どんな技術にも「神話」はありませんなぁ。
とコメント [srad.jp]したら「原発推進派」レッテル貼りされたのでAC
極論ですね・・・ (スコア:0)
> •風力発電: 風力発電機建設にかかる材料は再生可能ではない。例えば American Wind Eneregy Association によると、2009 年に米国に建設された 5700 基の風力発電タービンには鉄筋約 5 万 8000 km、コンクリート約 130 万 m³、レアメタルであるネオジム約 300 kg、ジスプロシウム約 50 kg を使用している。
老朽化した風力発電をリサイクルしなければ、消費と言えるが、リサイクルすれば100%消費するわけではない。
当然、レアメタルは代替物も模索されているでしょうし・・・
(むしろ、低周波による健康被害とか、発電効率の方が大きな問題だと思う。)
エネルギー問題は、化石燃料が事実上、消費であることが問題なんですけど・・・
(自然界で生産される速度が遅いし・・・)
スケーラビリティの問題 (スコア:5, すばらしい洞察)
往々にしてスケーラビリティを考慮するのを忘れるってのはエコなひとがよくやること。別の例では廃天ぷら油をディーゼル燃料(BDF)に加工する運動も、石油燃料依存から脱却できるほどにはスケールしない。
Re:スケーラビリティの問題 (スコア:1)
別のコメントでも既に投稿しましたけど [srad.jp]、少なくとも太陽電池に関しては検討が済んでます [nrel.gov]。
シリコン系だと:シリコンは事実上無限(その気になれば砂漠の砂でも使える)。現在の構造では電極に少量使ってる銀ペーストがボトルネックになるけど、それはより豊富な材料で代替可能。
化合物系(CdTe,CIGS等)だと:シリコンに比べれば少ないけど、2050年ぐらいまでの需要を考えた限りじゃ足りるし、その時点で相当な電力が賄えるぐらい生産できてるはず(あとはリサイクルすればいい)。加えて代替材料や節約する技術も開発が期待できる。(どうしても困ったら、その時はシリコン使えばいいんだし。)
という感じです。
Re:スケーラビリティの問題 (スコア:1)
既存のエネルギー源しか知らない人は、往々にして具体的な見通しを良く調べずにけなしますね。
せめてIEAの見積もりでも調べてからにされては如何ですか [iea.org]?(3ページ)
今後の発電所建設ビジネスの半分(以上)を、捨てても良いとおっしゃるなら別です。
でもその場合でもせめて、憶測で人の足まで引っ張るのはやめませんか。
Re:スケーラビリティの問題 (スコア:2)
単一の発電手法だけで低炭素社会とか脱原発はできないだろう、ってのは賛同。
Re:神話 (スコア:1)
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惑星ケイロンまであと何マイル?
原発厨だとしても非合理的。 (スコア:1)
再生可能エネルギーを育てるには年数がかかります。あのドイツでも数十年単位ですよ(現在電力の20%、2050年で90%超)。
なんで、それまでの繋ぎになるよ、化石燃料輸入したり、燃やして環境汚染物質排出する分は減らせるよ、って主張できるはず。
それなのに、まだシェアの小さい赤ん坊の足を引っ張ったりしてたんじゃ、逆効果でしょ。
「ああ、あなたそんなに自信ないのね」って思っちゃいます。
# 事故リスクが絡むとまた話がわからなくなるけど、それも信用問題なので、やっぱり逆効果です。屁理屈に頼ってるようじゃ、事故って当然だと思うのです。
# 逆に一部の過激な反原発な方々も、せめて正確な情報だけ流してほしい。自分も声の届く範囲では、たしなめたりしてるけど。
Re:原発も再生可能エネルギー(と主張してる) (スコア:2)
処理できない廃棄物が問題なら、CO2を廃棄する火力も潰すべきでは?
Re:原発も再生可能エネルギー(と主張してる) (スコア:1)
その、原発止める論に対する(場合によっては反論ですらない)指摘に対する
「そんなこというお前は原発推進論者だな!」っていう無闇なレッテル張りが、
反原発論者(の一部)が嫌われる要因だと思うんだけど。
そういうのは自分の論(反原発、脱原発)にも悪影響を及ぼすよ。
各国政府承認の公式定義があります。 (スコア:1)
各国政府に承認された国連下部機関の報告書における最新の定義 [ipcc-wg3.de](1.2.1節)では、下記のようになっています。
Renewable energy is any form of energy from solar, geophysical or biological sources that is replenished by natural processes at a rate that equals or exceeds its rate of use.
(再生可能エネルギーとは、太陽・地球物理学的・生物学的な源のうち、利用されるのと同じもしくはそれ以上の速度で、自然界のプロセスによって更新されるものから得られるエネルギーを指す)
ということで定義上も、原発は入ってません。
低炭素ではあるけど、再生可能ってのとはまた違いますわな。