東北電力、初のメガソーラーの運転を年内開始 102
ストーリー by hylom
第一歩 部門より
第一歩 部門より
masakun 曰く、
東北電力が来年1月より運転開始するとしていた「八戸太陽光発電所」の運転を年内に前倒し、12月20日より始めると発表した(東北電力プレスリリース、RBB Today)。
八戸火力発電所の構内にある八戸太陽光発電所は、多結晶シリコン(1,000kW)と薄膜系シリコン(250kW)と薄膜系化合物(250kW)の3種類の太陽光パネルを採用し、合計出力は1500kW。発電電力量は一般家庭約500世帯分の年間電力使用量に相当する年間160万kWhを見込んでいる。
とはいえ、現在北海道電力から融通してもらっている30万kWと比べると、メガソーラーといっても所詮スズメの涙ほどの出力なんだなぁと……。
なお仙台太陽光発電所(宮城県七ヶ浜町、出力2,000kW)も建設中で、こちらは予定通り2012年1月より稼動すると思われる。
結局ただのパフォーマンス (スコア:2, すばらしい洞察)
これだけコストをかけてメガソーラーを作っても定格出力は高々1,500kW。近所の八戸火力発電所 (250,000kW) の0.6%に過ぎない。
定格出力ではなく年間出力で見るともっと悲惨で、八戸太陽光発電所の1,600,000kWhは八戸火力発電所 (1,314,000,000kWh) の0.1%強に過ぎない (火力発電所の稼働率は60%として計算。現実には火力発電はもっと稼働率を上げられるのでその差は更に広がる) 。
その上、出力調整が一切利かないお天気任せの太陽光発電に対し、火力発電は出力調整も自由自在。
まさに太陽光発電の無力さを示す格好のサンプル。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:3)
さらに東北電力のリリース文もやる気ねえ
>2020年度までに合計10,000kW程度のメガソーラー発電所を建設することとしております。
10年弱で合計1万Kw…パフォーマンスにしてもお粗末
量よりも (スコア:2)
電力会社自身の技術やノウハウ蓄積に役立つと良いんですけど。
少しでも強みを持っといて頂かないと(できれば海外へも進出しておかないと)、そのうち中国あたりが札束で頬を叩きに来るんじゃないかと。
# そして大リストラ、インフラも関連規格も全部中国製に、というのが悪夢シナリオですかね?
実際に中国は、イギリスを始めとした欧州各国のインフラ全般に食指を伸ばしていたりします [bbc.co.uk]し…。
国内市場だけだと、どの産業もジリ貧。 (スコア:2)
安くなるに伴って、途上国で大型の案件が幾つも出てきています。
例:セルビア [pv-magazine.com]、ナミビア [greentechmedia.com]。いずれも100万kW級が想定されてます。
その後の海外展開まで考えないとダメですよ。
東芝等は、そこまで視野に入れて取り組んでるんじゃないですか。
そもそも日本国内は土地代が高いので、土地を占有する設置形態はコストパフォーマンスが悪くなりがちです(だから屋根がメイン)。
1つ1つのサイズは無理に大きくせず、色んな条件下で技術やノウハウをためて、海外進出の足がかりとして利用してもらうのが良いと思います。
Re:国内市場だけだと、どの産業もジリ貧。 (スコア:2)
この業界はわりと国内生産優先で頑張ってたんですけど、
さすがにここまで円高だと、為替の不利を吸収しきれないでしょうね。
ただそれよりも大きな理由として、今は先進国よりも、新興国や途上国市場の方が伸びが大きいんですよね。
再生可能エネルギー全体の状況が下記にあります(要登録ですけど、無料でダウンロードできます)。
新興国・途上国の投資額が伸びて、先進国全体を追い抜いちゃってます。
http://www.fs-unep-centre.org/publications/global-trends-renewable-ene... [fs-unep-centre.org]
もちろん競争も激しいんですけど、全体では伸びが見込まれてます。
「俺は海外に行くのも売る物を変えるのも嫌だ、日本で同じ事ばかりずっと続けていたいんだ」って人ならば、まぁ、ジリ貧でしょう。
でもちょっとぐらい海外にも行ってやろう、新しい市場も開拓してやろう、という方なら、チャンスもあるかと思います。
Re:国内市場だけだと、どの産業もジリ貧。 (スコア:1)
えーと。まずパネルは競争激しいので、儲かる事業じゃないですよ。軒並み赤字です。
メガソーラーで育つのは、そのパネルを使って商売(設計・設置・運用・部材供給等)する関連産業になるはずです。
たとえば愛知のメガソーラー+風力発電には三井化学など関連分野の6社が参加されていて、各社の技術開発・改良に活かす計画です [nikkan.co.jp]。
そうやって開発された技術から、国外にも販売できるような製品やサービスが強化されれば、国として助成の価値があるでしょう。
一方で発電コストがまだ高いので、単に発電で稼ぐだけが目的のプロジェクトは推奨されません。
来年度からの買取額も、そのへんを考慮して低めに設定して頂くのが良いと思います。発電事業としては微妙に儲からないけど、技術開発と考えればなんとか元が取れる程度に。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
太陽光発電は屋根の上のような他に利用価値が無い空間を使うことに意味があると思う。
他に使い道がある土地や場所に設置するのはむしろ無駄。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
>太陽光発電は屋根の上のような他に利用価値が無い空間を使うことに意味があると思う。
>他に使い道がある土地や場所に設置するのはむしろ無駄。
金掛けて集中設置するよりは、手軽にあちこち分散設置して。
利用形態もそれにみあったものを考えるべきなんでしょうね。
現状周りを見ると、電卓や時計で一番利用されているみたいだし。
Re: (スコア:0)
同意。
ソーラーだけで消費電力のすべてを賄うのではなく、ピークを下げたりすることに意味があると思うな。
その意味では、メガソーラーはムダってのは正解かもね。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
元々荒野や砂漠だったのなら良いかもしれないけど。
そうでなければ、そこにあった生態系はどうなってるのかとか心配してもしょうがないしね。
#地球の覇者は人間。
植物同士の太陽光の奪い合いという進化もそうとうスゴそうだけど、これからは人間(ソーラーパネル)もそこに加わるな。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
>どのくらい分散させれば有効なのかは想像つきませんけど。
いっそのことダイソン環でどうでしょうか。
#まだまだそんなの作れそうにない・・・
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
メガソーラーは武豊火力 [chuden.co.jp]の敷地内にあるんだが、こっちは375,000kWが3基。かなり古い原重油ボイラなのに全然太刀打ちできてない。
変換効率がどの程度なのか解らないけど、これじゃあパフォーマンスと言われてもしゃ~ないよなぁ・・・
メガソーラーたけとよも東芝製 (スコア:1)
東芝:ニュースリリース (2009-08-19):中部電力株式会社のメガソーラー発電プラント受注について [toshiba.co.jp]
中部電力のことだから最高性能のパワーコンディショナを買えたのだろうけど、中華製の安物を導入するであろうソフトバンクだと変換効率が期待できなさげなのはなんでだろう。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
メインの供給力としては役に立たないかもしれませんが、ピンチに原発の冷却に使うとか、
災害時に市役所と病院だけでも電気が来ていると楽だとか、リスクヘッジの一環として
供給原理の異なる発電所を建てておくのは良いことだと思いますよ。非力≠無力。
Re: (スコア:0)
原発の冷却をしたい緊急時に、もし天気が雨or曇りかもしれないという事を考えるとリスク対策にはならないと思います。
しかし、発電量がゼロに近くてもゼロではない事が重要な用途が別にあるとすれば、無駄ではないでしょう。
Re:真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:1)
メガソーラーと火力の比較をしてるのに、さりげなく家庭向け太陽光と原子力の比較にすり替えるあたりがさすがですね。
なお、
> 日が照って暑い日、エアコンガンガンかけますが、ソーラーパネルもガンガン発電しますね。
> 真夏のピークカットには向いている発電方法と言えます。
は、太陽電池推進派がよく主張する内容ですが、完全な誤りです。
消費電力のピークと太陽光発電のピークには大きなズレがあるため、ピークカットの効果もありません。
日本の夏場の消費電力ピークは11:00~18:00くらいまでほとんど落ち込まずに続きますが、
太陽光発電の発電能力は11:00頃をピークに14:00頃には1/3程度まで落ち込み、
17:00過ぎあたりには実質的に発電なしとなります。
つまり、14:00~18:00頃のピーク用に太陽光発電以外の設備を確保する必要があり、
結局他の発電設備を減らす役には立ちません。
Re:真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:1)
応援とツッコミ。
太陽光は、火力等の「設備を」減らす役には立ちません。
夕方まで需要が続く時(真夏だと例えばこんな感じ [fepc.or.jp])もそうですが、天候の悪い時もありますから。
ただこの例 [aist.go.jp]や下のドイツの例でも分かりますが、”14:00で1/3”ってのは変です。どの資料をご覧になりましたか?
# 東向きのパネルの出力等をご覧になられたのではないかと推測しますが、複数地点のデータの平均じゃないとだめですよ。
ただ設備は減らせなくても、化石燃料の消費量は減らせます。ドイツの例ですと、たとえばこんな感じ [google.co.jp]です。また涼しいので日本ほど夕方のピークが顕著ではありませんが、それでも一番上の日曜日のグラフである程度確認できます。
あと太陽光と原発は技術的に特性が正反対なので、比較自体にいろいろ無理があります。
原発と比べるなら、地熱が一番近いです。
Re:真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:2)
太陽電池パネルは温度が高いと発電量が低下する。
真夏より秋冬のほうが実は発電量が多い。
http://blue.zero.jp/beagle/hatuden/hatuden-tishiki.html#q5 [blue.zero.jp]
> 太陽電池は温度が低いほど発電効率が上がり、逆に温度が高いと発電効率が下がります。温度損失は、
> 10℃上昇で4%程度です。パネルが50℃まで温度上昇したとすると、基準温度(25℃)からの
> 差が25℃ですので、10%も効率が下がることになります。
> 実際、ピーク発電量が高いのは気温が低く太陽高度が高くなる2月~4月ごろです。夏場のピーク
> 発電量は低めに推移します。
角度の話じゃないのではないかと思いましたが。
Re:真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:2)
もともとその条件で動くことを想定されてるので、実用上の問題はありません。
基準温度の25℃というのは、単に(パネルの定格値を決める)世界共通の性能測定の時に便利だから、室温になっているというだけの話です。
http://unit.aist.go.jp/rcpvt/ci/about_pv/output/measure.html [aist.go.jp]
実環境での温度が違うからと言って、実用にならないわけではありません。
>10%も効率が下がることになります
90%は、発電してますね。何より、別に25℃の時と同じ出力でなければ実用にならないわけでは、ありませんね。
日本における実際の発電量も発電コストも、当然25℃ではなく、(50℃なり70℃なり上がったりする)実環境での発電量の統計 [nef.or.jp]に基づいて計算されています。
「25℃に比べてこれだけ出力が下がるから」などと実用性にケチをつけられる意見には、妥当性がありません。
そのようなニュアンスを臭わせる方は、遺憾ながら、見識を疑われても仕方ないと存じます。
Re:真夏=ピーカン=発電=エアコン (スコア:2)
ピーク時は電力網の消費電力量が多いとタービンの回転が重くなるので蒸気をめいっぱい
投入して電力をあげるわけですが、消費電力が少ないときはタービンが軽いので長い煙突
から蒸気として捨てるか、揚水発電のモーターをまわして落差のエネルギーとして保存
します。
雲をどけないと発電ができない太陽光と、蒸気を捨てれば済む原子力発電では、
コントローラビリティに雲泥の差があります。
Re:結局ただのパフォーマンス (スコア:1)
# マジレスすると、ハイブリット車と太陽電池住宅の組み合わせがこの先10年の現実解らしい。
# 地味だが。
マジレスにマジレスですが、
車のバッテリーをバッファにして発電ピーク時とオフピーク時の電力量を平準化するのが目的なんですから、
家庭用コンセントと車のバッテリーの間で電力の出し入れが出来なければ何の意味もありません。
そういう意味で、太陽電池住宅に普通のハイブリットカーを組み合わせても意味はありません。
意味があるのは、プラグインハイブリッドか、EVです。
約500世帯分 (スコア:2)
30A契約ということなんだろうが、家庭で実際に使っている電力はそれだけではない。
購入する食べ物、衣類、ガソリン、薬といったものも電気を使って作られているし、
子供が通う学校、病院、役所などでも電力は使っている。
日本は原料の多くを輸入しているわけで、その金を稼ぐための輸出品を作るのにも
電力を使っている。
だから、こういう施設を全世帯分作れば電力は賄えるというわけでもない。
概ね、総発電量の半分が民生用だと記憶。
底上げ、まやかしの数字だよね。
Re:約500世帯分 (スコア:2)
約500世帯分なんて小さな部落に相当 (スコア:1)
「自治体ごとにひとつメガソーラーを」とつぶやいている人も散見されるんだけど、八戸市でさえ10万世帯 [aomori.jp]ある。地方の中堅都市ひとつでさえ満足に賄えないものを自治体ごとに作るべきじゃあないと思うんだよね。
なお八戸太陽光発電所の発電システムは東芝が受注した [toshiba.co.jp]みたいだけど、肝心の費用が調べても見つからない(数億円らしい [terzo.co.jp])。だれか知っている人がいたら教えてください。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:約500世帯分なんて小さな部落に相当 (スコア:1)
費用積算方法は
メガソーラーを含む大規模な太陽光発電の設置促進及び公共施設への設置促進について頁6/8 [kanagawa.jp]
かながわソーラープロジェクト研究会第2次報告書 平成23年11月16日頁23/34 [kanagawa.jp]
に設備容量/出力規模2MWの例が出ているけど、元ネタは環境省ということで力果てた。電気事業法に基づく工事計画の届出が経済産業省に提出されているくらいだから、NEDO(経済産業省傘下の独立行政法人)だと思っていたので。
Re:約500世帯分なんて小さな部落に相当 (スコア:1)
>ばら撒きで儲ける業者メーカー天下りした人政治屋
日本語が難しくてよくわからないです。
教えてエロい人。
「ばら撒きで儲ける業者やメーカーに天下りをした人である政治屋」
もしくは
「ばら撒きで儲ける業者やメーカーに天下りした人と政治屋」
なのかな。
天下りって監督官庁の役人様とか警察など権力のある部署の人や、大企業役員が転々としながらお金を回収してるというイメージを持ってたけど、政治家(屋?)の人もやってるのか。
1つ1つは小さくても (スコア:2)
日本全体で太陽光発電は現在400万kWぐらい導入されてるはず。(昨年末で3.6GW [impress.co.jp])住宅用が大部分。
晴れた日のお昼頃なら、300万kW以上出力したりしますよ。天候には左右されるけれど、そのぶん火力発電で使う燃料は減らせます。
2020年には2800万kWに増える見込みで、最大出力は2200万kWぐらい。(参考記事 [impress.co.jp])
この夏は特に昼のピーク需要が問題になりましたが、それの過去最大値の18000万kWと比べても、その1割以上をカットしたりするでしょう。
また年間発電量は28TWh、日本の年間発電量と比較しても約3%相当になります。
もちろんそれだけで日本のエネルギー問題全部が解決できるわけではありませんが、それなりに効果はあります。
# 一カ所のサイズだけで全体の有用性を否定するのは、詭弁ですよ。
ピークカットの実例 (スコア:2)
ちなみに先行するドイツですと、このページのグラフの黄色の部分のように [fraunhofer.de]、すでに電力需要のピークをカットしまくっています。
Re:ピークカットの実例 (スコア:2)
>英語版ないの?
今のところ見つけられてません(>_<)
解説しておきますと、
・黄色が太陽光、灰色が風力。
・一番上から日曜日、月曜日、1週間、1ヶ月。
・5月の一番日照が多い時期ですが、天気の悪い日も含まれています。
あとはgoogle翻訳 [google.co.jp]で、なんとか意味は掴めるかと(これぐらいはリンク貼っておくべきでしたね。すみません)。
Re:1つ1つは小さくても (スコア:2)
現実として日本の夏の昼間は太陽パネルの温度があがるので、目にみえて発電量がさがります。
ドイツの太陽光パネルは涼しい場所に設置されているのではないでしょうか。
灼熱の砂漠でも使われてますので、ご安心を。 (スコア:2)
モハベ砂漠のネリス空軍基地 [metaefficient.com]とか。
またドイツは日本より1~2割日照が少ないです。日本の方が気温が高いとは言っても30℃も50℃も違うわけではありませんので、年間発電量も日本の方が多くなります。
世界の日照量の概要は、たとえばこんな感じ [wikipedia.org]です。
そもそも太陽電池は、宇宙用(±100℃以上行きます)とか軍用とか海の標識ブイみたいな過酷な条件で使われるために開発されてきたものです。
製造でヘマしたりしてなければ、砂漠の気温ぐらい屁でもありませんよ。
# ”暑い地域では実用にならない”とか"定期的に水をかけないと”等の主張はデマですので、念のため。
Re:灼熱の砂漠でも使われてますので、ご安心を。 (スコア:2)
夏のパネル表面は太陽熱の放射で50度近くになりますよね? 少なくとも気温だけでは語れない。
少し調べてみた限りでは、夏は、総発電量(kWh)ベースで10%減らしいので、ピーク時にはもっと減るんじゃないかな。
電力の補助にならないとはいいませんが、少なくとも、夏のピーク特性の形とは違っています。
ざっと資料を見た限りでは、コストの計算がメインなので季節ごとの総発電量でしか議論されてないみたいです。
将来を託すには、夏の昼間の特性と他の時間帯がどの程度違うのか見てみたいところではありますね。
Re:灼熱の砂漠でも使われてますので、ご安心を。 (スコア:1)
屁理屈ご苦労様です。元コメントで既に例示していますように [srad.jp]、気温だけで50℃近くになる砂漠でも使われてます [metaefficient.com]。
"10%"うんぬんについても、意味が無いことを既に指摘しています [srad.jp]。なにやら「それらしい」ことを書くだけで、何も明確な論拠を示されていません。
明確な論拠もないのに、”将来を託すには”などと懐疑論を流すのはおやめ下さい。
Re:灼熱の砂漠でも使われてますので、ご安心を。 (スコア:1)
別のスレッド#2058871 [srad.jp]でも1/3程度との指摘がでていたけど、実際に日本のピーク時(真夏の昼間)にはどれだけ発電量が減るの? 総発電量の比較や、「砂漠で軍の設備として使われている」というだけでは、十分に許容度を持たせているだけの可能性がありますからダメですよ。
Re:灼熱の砂漠でも使われてますので、ご安心を。 (スコア:2)
場所にもよりますが、砂漠でせいぜい90度ぐらいです。日本の環境では最大で60~70度ぐらい。
夏の昼間でも、25度にくらべても8割方発電します。たとえば こんな(ページ下部) [nef.or.jp] 感じ [aist.go.jp]で、最も暑い8月の昼頃でもちゃんと発電し、実用になっています。
再度指摘しますが [srad.jp]、25℃というのはあくまでパネル性能測定上の都合で決まっているだけで、実使用時の温度や出力(&発電コスト)の推定はそれとは独立に行われています [aist.go.jp]。それより実際の利用時の温度が高いからといって、実用性が左右されるわけではありません。
また上記の実測例 [nef.or.jp]でもわかりますが、"14時で1/3"というのは、一般論として誤りです。それも、既に指摘済みです [srad.jp]。
”温度で実用性が左右される”等のデマを貴方が創り出されたのか、それともどなたかに騙されたのか、それは私は知りません。
しかしここで拝見した貴方の行動は、デマを使ってでも人の足を引っ張ろうとしている、と取られても仕方のない行動と存じます。
Re:灼熱の砂漠でも使われてますので、ご安心を。 (スコア:1)
つまり、http://www.nef.or.jp/award/kako/h09/98syo3.htm [nef.or.jp]によれば、ピーク時(14時)頃は定格の6割程度の発電量になるわけですね。
電力会社はそのあたりを見込んだ値を元に計算してくると思うけど、あなたほど才能のないほとんどの人々、政治家を含むほとんどの人は定格と設置面積をもってピーク時の電力やコストを議論するわけですから、あなたには、そうしたミスリードが発生しないよう正しい議論が進むよう世間に訴えかけていく義務があると思うな。:-) 「人の足をひっぱる」どころか、ただ優位性を世間に訴えかけたり、議論に勝つことばかりが、正しいことの道ではないのですよ。(もっとも、そういう業界にいらっしゃるのかもしれないですが。)
あなたの正しい知識をもって世間の人達が正しく理解してくれることを期待します。
Re:灼熱の砂漠でも使われてますので、ご安心を。 (スコア:1)
お叱りありがとうございます。
きつく書きすぎたようで、申し訳ありません。
# 誤りを指摘しても訂正されない方々の相手をさせられたところで、少々頭に来てました。
設置方角と出力ピーク (スコア:1)
>ピーク時(14時)頃は定格の6割程度
実際はこの例のように真南だけでなく、東寄りや西寄りに向けて設置されるものも混じり、それぞれ出力がピークになる時間帯が変わります。
そのため地域内の複数の設備の出力の合計は、真南向き一軒だけの例よりも”横に拡がった”形状の曲線になります。
方角が異なる場合の出力を分かりやすく示したデータが案外見つからなかったのですが、この例(南 [swea.co.uk]
西向きと南東向き)の1頁目右下のグラフが参考になると思います。
いずれにせよ、ピークは少し下がり、代わりに14時頃の値はもう少し上がるはずです。
ただ日本では具体的にどんな形状なのかというデータまでは、不勉強で持ち合わせていません。(それを専門にしてる人なら知ってそうですが。)
細かいことですが、補足まで。
# ピークがずれる理由の考え方としては、
# ・最も極端な「東向き/西向きの壁に垂直に設置した場合」だと、午前/午後しか発電しない。
# ・そこから、方角や傾きを変えていくと…(わりと想像が大変ですが)
# という順番で考えて頂ければ、少し感覚がつかめるでしょうか。
Re:灼熱の砂漠でも使われてますので、ご安心を。 (スコア:1)
もういっこ。
ピーク時なんだから日照量(一日のうちで何時間日にあたっている時間があるか)は関係ないんでない?
メガとは言えんな (スコア:1)
結局焼け石に水? (スコア:0)
結局の所、全部できても焼け石に水ってこと? ましてや原発の足元にも及ばないって事か。
やはり日本で本気で原発を止めたいなら、エネルギー消費を強引な手法を用いても抑え込むしかないってことで。
最悪、口減らしも必要かもね。
Re:結局焼け石に水? (スコア:1)
本末転倒乙w
Re: (スコア:0)
既に口減らしは始まってますよ?
電力不足を受けて、様々な企業や工場が海外に移転を検討中ですので。
Re:この発電規模でどれくらい広大なのか (スコア:1)
3haという事は1ha辺り500kWか。
日本の耕作放棄地がおおよそ40万haある事を考えると、
確かにソフトバンクの言うとおり、耕作放棄地に太陽電池を設置しまくれば
原発の発電量の半分くらいは賄えそうな気分になってくるなぁ。
Re:この発電規模でどれくらい広大なのか (スコア:2)
「耕作放棄地」になってしまうような土地なわけですから、太陽があたらなかったり、水はけが悪かったり、
送電インフラが無かったり、トラクタを入れる道がないほどのたな田だったり、トラクタを入れれても
旋回して作付できるほどの余裕もない狭い田んぼだったりするわけですが、そんな土地にソーラーパネルを
入れたところでどのくらい発電できるのか、どのくらいコストがかかるのか、というのを試算した資料と
いうのはかつて見たことがないですね。
Re:この発電規模でどれくらい広大なのか (スコア:1)
>入れたところでどのくらい発電できるのか、どのくらいコストがかかるのか、というのを試算した資料と
>いうのはかつて見たことがないですね。
最近の思いつきでしょうから、そのあたり鋭意製作中じゃないスカ。
光の道は険しくなりそうだし、がんばれ正義の人。
#資料を作ったとしても、作った陣営が有利になるように工夫して見せてくれるんだろうけど。
Re:この発電規模でどれくらい広大なのか (スコア:1)
日本の食料と経済事情から無頓着になっているけど、食料を生産できる土地(良質な水や土壌)は大変貴重ですよ
現代の化学技術水準では、完全人工で食料の合成・生産は不可能ですが
人間が生命を維持するには、先ずは食料確保が重要
エネルギー生産は草木も生えない土地を山ほど持っている国に任せて
良質な土地を有する日本は食料生産に邁進すべき
てな論調も極一部でありますね
今後、世界的な食料不足が来た時は現実味を帯びるかも?
素人の聞きかじりなので、現実どうなのかは分かっていないのですが、、、、
Re:この発電規模でどれくらい広大なのか (スコア:2)
加えて日本国民の購買力が輸入食料を買えなくなった時に。
日本の国力とかでは数字のごまかしがありますが、「日本企業」と日本の一般消費者の格差は広がる一方です。
Re:この発電規模でどれくらい広大なのか (スコア:1)
効率化のためにそういった土地の動植物を排除してしまうイメージがあるんですが。
生態系を壊してしまうということにはならないのかな。
元々人が農業化している段階で、それ以前からあった生態系を破壊していると言われればそれまでだけど。
Re:この発電規模でどれくらい広大なのか (スコア:1)