パナソニック、家庭用VHSレコーダーの国内向け生産を終了 50
ストーリー by headless
閉店 部門より
閉店 部門より
masakun 曰く、
パナソニックは10日、家庭用VHSレコーダーの国内向け生産を昨年末で終了したことを明らかにした(47NEWSの記事、 MSN産経ニュースの記事、 AV Watchの記事)。
VHSテープからDVDなどにコピーして保存するといった需要にこたえるため、パナソニックはVHS一体型のBD/DVDレコーダーを生産していた。しかし、テレビ放送がデジタル化されたこともあり、ハイビジョン画質で録画できないVHSには今後の需要が見込めないとして国内向けの生産を終了したという。現在流通しているBDレコーダー「DMR-BR670V」とDVDレコーダー「DMR-XP25V」の在庫がなくなり次第、販売を終了する。なお、他の大手メーカーはすでに国内向けVHSレコーダーの生産を終了しており、DXアンテナが販売する「DXR-150V」も在庫限りとなっている。
小型軽量 (スコア:1)
AV Watchの記事 [impress.co.jp]に、
……とあるけど、「小型軽量化」って何だ。VHS-Cのこと?
Re:小型軽量 (スコア:4, 参考になる)
小型軽量、ということならUマチック [wikipedia.org]との比較だと思います。
Re: (スコア:0)
浪人時代、宇宙戦艦ヤマトの再放送を録りたいがために機械オタの父親を必死で説得して乗用車並みの値段のUマチックを購入。しかし家庭向けに作ってるモノではないため買ってからも次々とややこしいことが起こる、とホームビデオ誕生前の様子がよくわかる史料でした。
Re: (スコア:0)
浪人生がそんなもの買ってもらえるなんて、昔の日本人は金持ちだったんだねえ(遠い目
今やそもそも浪人させてもらえるかどうかすら怪しいというのに
Re: (スコア:0)
いや岡田家が金持ちだったつーだけで
オタクは親をパトロンとする私的芸術家だってな定義もたしか岡田によるもので
Re: (スコア:0)
そういえばみんぱくのビデオテークもUマチックでしたね。
席からリクエストした映像コンテンツがコンベアで運ばれてくるのですが、でっかかったなー。
Re:小型軽量 (スコア:3, 参考になる)
松下の話題だけにVX方式 [kantama.com]との比較なのではないかと。
VX方式はαローディングというメカニズムを採用しています。どんなメカニズムかといえばまさに「字面通り」です。そりゃ巨大にもなるわな…。
Re: (スコア:0)
α巻きはオープンリールならば手で巻けますが、2リールカセット式だとこのようにリールを二段にするしかないですね。
供給側リールのみにして、巻き取りリールは本体内にいれてしまうという方法なら1段分の厚みで済みますが、
巻き付けを自動で行う仕組みが複雑化し、長期に亘りメンテナンスフリーで持たせるのは無理があったでしょう。
Re: (スコア:0)
残念ながら映像はすべて砂嵐状態でしたが、音声はかすかに聞き取れていました。
榊原郁恵のデビューとVX-2000の発売は、確かに同じ年(1976年)ですね。
映像がすべて失われていたのはVX方式の問題なのか、それとも保存状態が悪かったのか。
Re:小型軽量 (スコア:2)
今の基準ではナンダソレだけど、普及への時代はそうでしたよ。
Re: (スコア:0)
え、オープンリール型のテープとの比較じゃないの。
別にβとの比較はいってないっしょ。
#VHSじゃないが、一時期オープンリールテープを部屋の装飾にしていた
Re: (スコア:0)
重量は機構が簡素なVHSの方が軽量だったんでは。
小型というのもカセットの大きなVHSの方が小さなベータより相対的に小型と言えるかも。
デッキの話ね。
Re: (スコア:0)
ミニフロッピーのどこがミニだとか、
コンパクトフラッシュの何がコンパクトかって話ですね。
ようやく (スコア:1)
技術的優位性が無い製品/規格が終焉を迎えてくれた。
大企業が金に物を云わせて競合他社より優れているとは云いがたい製品で
市場を席巻する事で画質、録画時間、使い勝手、保管場所を取る録画媒体
等々を消費者に我慢させるという暴挙を市場原理という名目に隠れて行った
最たる具体例である。
Re:ようやく (スコア:2)
βもVHSも今から見ればどんぐりの背比べですよね。
その結果必然的に発生したβとVHSが厳しい競争の繰り返しから享受できた消費者の利益は小さくないと思います。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
応仁の乱も太平洋戦争もどんぐりの背比べか、さすが京都人
Re: (スコア:0)
鉄器が青銅器を駆逐したのも、VHSがβを駆逐したのも時代の要求にマッチしていたからですよね。
どんぐりの背比べは、ちょっとVHSを貶めすぎかと思います。
Re:ようやく (スコア:1)
Re: (スコア:0)
鉄器は(当時としては)技術的に青銅器よりかなり高度で登場する時代もずいぶん後だったがβとVHSにそんな差はないだろ。
Re: (スコア:0)
「差がない」に拘って何か嬉しいのですか?
マニアでもない一般消費者の立場で見れば、βにメリットはなかったよ。
Re: (スコア:0)
必然的に激しい競争が云々とか言ってる親コメに聞いてよ。
Re:ようやく (スコア:1)
ベータの優位っていまいち買いたいと思うようなものではなかったな。
・画質 → VHSで十分綺麗
・操作レスポンスが速い → そりゃ速いほうがいいが
・カセットが小さい → (初期は)カセットが高いのにそんなに買えない。
録画時間を1時間で良いと判断したソニーの致命的ミスが1年のリードを帳消しにした。
VHSが標準・3倍と分かりやすいのに、βⅡ、βⅢとかわかりづらいし。
「ベータはなくなるの?」の自爆広告とか、技術は良くても企画が良くない。
Re:ようやく (スコア:3, 興味深い)
初期においてランニングコストについてはVHSが圧倒的に優位でした.
1980年前後では標準的な120分テープが1本数1000円していました. 貧乏人はそれを標準モードで使用するなんてことはできず, 長時間モードで使うことになりますが, その場合VHSでは3倍モードで6時間. 一方のβはβIIIで4時間30分. これでメディア価格がほとんど同じなんですから当然VHSが選択されます.
一般人がランニングコストについてほとんど気にしなくてよくなるには, メディア価格が1/10になるまでの時間が必要でしたが, そのころにはヘッドやテープの改良で, 一般人の主要用途であるエアチェックにはVHSでも十分な画質が得られるようになっていたので, そこからβが巻き返すことはありませんでした.
Re: (スコア:0)
>>エアチェック
懐かしい言葉ですね
でも対象はFM放送であって、TV録画までもエアチェックと呼んでましたっけ?
アナログTVは都市部ではゴーストなどの問題もあって、たしかにVHSの長時間録画モードで十分でしたね
Re: (スコア:0)
加えてβのテープはぱっと見、録画可能時間が分かり難い。
SONYタイマーの恐れ
などがあってなんか遠い感じがした。
Re:ようやく (スコア:2)
その頃ってもうソニータイマーの認識あったっけ?
Re: (スコア:0)
うちは単純に、フロントローディングが出たので、それまで買おうとしていたβをほっぽり出してVHSに。
トップローディングは置き場に困るんで。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re:ようやく (スコア:1)
ヤマダ電機とかが台頭してない時代には、田舎ではソニーショップとナショナルショップでは販売力に
1:10の差があったと言いますね。店頭にないのでは買いようもない。
それでもVHSとベータの差は1984年時点で2:1というから、逆にそんな条件でそれだけ戦えたほどソニー神話が根強かったともいえると思います。
Re: (スコア:0)
あと数は少ないですがシャープやサンヨーのお店もありましたね。(サンヨーはβ陣営)
Re: (スコア:0)
その教訓はブルーレイに生かされましたよと。
Re:ようやく (スコア:2)
勝利を収めたブルーレイで、VHSに負けて逃がしただけの利益を得られるんだろうか?
Re: (スコア:0)
> 技術的優位性が無い製品/規格が終焉
数年たったら復刻版を少量生産してパナのブランドで売れますから
布石かもね。
ようやく悪夢が解消 (スコア:0)
家族団らんでビデオを見ていると、見ていた録画が終わったら
録画で上書きしたつもりだったエロビデオの映像が流れて
真っ青になるという悪夢を見ずに済むわけですね。
#実際に起きたことは無いが、何度夢で見たことか。
>消費者に我慢させるという暴挙を市場原理という名目に隠れて
>行った最たる具体例である。
消費者に我慢させるという暴挙でいえば、HDD/BDレコーダーで
ついているDRMの過剰な制限なんてのはユーザがコストを負担
しているのにユーザには全くメリットがないという点で
VHSビデオテープの比ではないのだけど。
Re:ようやく悪夢が解消 (スコア:1)
テープが引っかかって出てこなくなる度に、AVでなくて良かったと冷や汗かくとか。
Re: (スコア:0)
DRMの過剰な制限を設定したのは著作権保護団体であって、大企業が金に物を云わせて設定した訳ではないのでちょっと構図が違いますよね。
# もっとタチが悪い
Re: (スコア:0)
市場原理に基づいた結果で『市場を席巻する事』になったんじゃないか。
外国ではどうなってるんでしょうか (スコア:1)
JTSS
Re:外国ではどうなってるんでしょうか (スコア:1)
新興国ではまだ現役のところもそれなりにありますよ。
> 国内産は人件費高いから生産終了ってこと?
今回生産終了するのは、
×国内産
○国内向け製品
です。
VHS機は(つか、DVDレコもそうだけど)ずっと前から海外生産。
狙いはニーズの低い製品のラインナップ絞ることで、国内販売網・市場対応などのサポートコストを削減するのと、
海外新興国向けには現地に見合った機能・品質の製品に特化することで、開発・生産コストも下げるってあたりかと。
日本向けの製品はどうしても新興国ニーズに比べてどうしてもオーバースペックになってしまうので、
別ラインナップにでもしない限り無駄に高コストになってしまいますからねぇ。
需要は0ではないよ (スコア:0)
個人ユーザは録画機能の方から製品寿命を考えることが多いかなと思うけど
再生機としての需要はまだそこそこあるよ。
学校の教材とかテープになってるのも多いし。
カセットテープと違って映像規格の関係で海外向けの製品を流用できるとも限らないしね。
Re:需要は0ではないよ (スコア:1)
Panasonicの規模だと儲からないと言う話だと思うんで、Panasonicの外国向け生産のものを購入してきて、日本向けにカスタマイズ、サポートする商売をする企業が出てくると思うよ。
たまに新聞広告で出てるレコードからCD/DVDまで読めるプレーヤとか売ってる商社は主にそう言う商売。
当然Panasonicが売るより割高になったりはするだろうけど。
Re: (スコア:0)
日本の家電メーカーがルンバを作れない理由 [srad.jp]は、撤退するときの判断にも当てはまるというわけですね。
Re: (スコア:0)
フナイとそのOEMは未だあるのでは?
Re: (スコア:0)
DXアンテナのブランドで売られてたのが船井製で
Re: (スコア:0)
どんなものでもそう簡単に需要が0になるわけないという当たり前のことを言われてもなあ。
0になるよりずっと前に大量生産で採算取ることが不可能になるんだからあとはメーカーに特注でもしてくれ。
過去のVHS資産の対応について (スコア:0)
手元には、過去のVHS資産(S-VHS資産)が数千本あるわけだけど、これを再生するなり、
ディジタルデータに変換するなり、といった需要がまだあります。
そういった需要には、業務用S-VHSを使うしかないのかな。
現行の業務用S-VHS(標準モード再生専用)で、信頼性が高い製品があれば教えてください。