原子力発電は「より多くの死を防ぐことができる」という研究結果 265
ストーリー by hylom
正しい運用ができるのであれば 部門より
正しい運用ができるのであれば 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
化石燃料による発電と比べ、原子力発電は多くの死を防ぐことができるとの研究が発表された(Chemical and Engineering News、本家/.)。
NASAの研究者らによるこの研究では、1971年から2009年にかけて原子力発電を化石燃料発電で置き換えた場合の推定死者数と、化石燃料発電を原子力発電で置き換えた場合の推定死者数を比較したとのこと。その結果原子力発電はこの40年間で180万人の死を防ぐことができ、また今後も数百万人単位の死を防ぐことになるだろうと結論づけた。なお、化石燃料発電による死には炭坑労働者の慢性気管支炎や大気汚染の影響による肺がんなどが含まれ、原子力発電による死には放射能漏れや作業者の事故などが含まれる。
また、原子力発電は温室ガスの排出も大幅に抑えられるとこの研究は改めて指摘しているとのことだ。
他人が死ぬことに対する痛みはないんでしょう (スコア:5, すばらしい洞察)
こういった話は前からあって原発事故のしばらく後に出た日経サイエンスにも
カラーグラフ付きで死者数は化石燃料を使った発電のほうがずっと多い的な記事が出てましたよ。
反論としては、核燃料の採掘から精製などの工程でも被害者が出ているのでは、というのが
ありますが、そういうのを入れても化石燃料に関わる死亡者数よりは恐らく少ないでしょう。
もともと潤沢なエネルギーを使って贅沢な文明生活を営むためには、誰かが危険を背負い込まなければ
ならないのだけれども、化石燃料の場合は炭鉱労働者であるとか、発電所で働いてる人とか
限られた人が被害に合うのに対して、原発はひとたび事故を起こすと、贅沢な文明生活を営んでいる
自分たちに被害が及びかねないというのが決定的な違いですね。だから反対すると。
要は自分らに関係ない人間が死んでいるぶんには関係ない、快適な暮らしが享受できればそれでいいという
実にエゴイスティックな構図なんですわ。
そういう非常に汚らしいエゴを自覚せずに、反原発だとかキレイ事を言ってる人が実に多いんですね残念ながら。
Re:他人が死ぬことに対する痛みはないんでしょう (スコア:1, 参考になる)
NASAだから日本の事情とは関係ない発表なんでしょうが…
>そういう非常に汚らしいエゴを自覚せずに、反原発だとかキレイ事を言ってる人が実に多いんですね残念ながら。
まぁそういう人が多いんでしょうが、汚らしいエゴがモロ見えになったので反原発に転向した人もいるでしょ。
今回の事故で、外野連中の心の底では原発差別が根強く残っていることが判ったわけで。
元コメントの話に戻ると、死ぬか生きるかっていう話になってくると、
避けられるの?避けられないの?
ってのが最も関心がある訳で。国にとってはトータルで何人死んだかの方が重要なのかもしれんけど。
Re:他人が死ぬことに対する痛みはないんでしょう (スコア:2)
エゴで目が眩んで考えが及ばないのか知りませんが
快適で贅沢な暮らしを制限すれば、エネルギーの消費量は減り
人命が失われるリスクも減らせるんですがね。
調査不足では (スコア:3)
少なくとも、環境対策が「損になる」と断定形で書かれたタイトルは不適切ですね。
そのような断定ができるほどの信頼性が確認できる論拠は、何も示されていません。また記事末尾を見ると、筆者自身の意図からも外れているように見受けられます。
環境問題対策が経済にどのような影響を与えるかについては、大規模なシミュレーションが種々行われています。
たしかに無茶なことをすれば、経済なんていくらでもガタガタになり得ます。でも適切なペースで根気よく社会を変化させていけば、そんなひどいことにはなりにくいし、むしろ利益をもたらすだろうと見積もられています。
・日本での検討例 [challenge25.go.jp]
・欧州での検討例 [europa.eu](もっと新しいのが最近発表されてた気がするけど、詳細失念)
また実例を挙げれば、
・欧州では一次エネルギー使用量(排出量にも直結します)の削減と経済成長が両立している [europa.eu]ことが報告されています。
・ドイツでは再生可能エネルギーへの転換が全体的に(各種マイナスの影響を差し引いても)雇用を増やしており、今後もその傾向は継続するであろうと予測されています [www.bmu.de]。
どのみち対策をしなければ、(対策した場合の費用を遙かに上回るような)どでかい被害が出る危険性が高いと予測されているわけで、(多少損になってでも)やらなきゃいけない、というのがIPCCのみならず、IEA,OECD、世界銀行その他諸々における世界的結論です。でもどうせやるならなるべく上手くやって、無駄(損)はなるべく抑えて利益も増やすのが合理的です。そのために、たとえば欧州では様々な技術を組み合わせたロードマップ [europa.eu]を策定しています。
一方、件の記事は「節約(要するに省エネ?)」ばかりに焦点あてていて、確かにそれだけだと追いつきません(弊害も大きくなる)。でもほかの対策も組み合わせると、話は変わります。世界全体では、対策の半分ぐらいまでは省エネ、もう半分(以上)はエネルギー源側で、という感じのシナリオが立てられています。
例:IEAによるシナリオ [slideshare.net]。
失礼ながらこの筆者の方は、そのあたりの調査が足りていないのではないかと思います。
# 次回コラムでこの書き込みの内容がパクられてたりして。
Re:調査不足では (スコア:2)
転向したロンボルグ [srad.jp]を論拠にしている時点で、顧みる価値は殆どないかと。
Re:他人が死ぬことに対する痛みはないんでしょう (スコア:2, 興味深い)
そりゃあ人類は、これまで大自然と戦い、環境を作り替え、細菌を打ち負かして生きてきたんですから。
人類は、ずっと自然に対し戦って勝利し続けてきたから、人口を50億人までも増やすことができたんです。
「銃・病原菌・鉄」という名書があってだな。。
自然=人に優しい、なんてのはアホな幻想だと思いますよ。
自然様が、たかがサルの親戚であるホモサピエンスの事なんて、気を配ってくれるはずないじゃないですか。
エコな暮らしをしたければ赤道直下の国に移住すればいいんですよ。
電力が止まったら即凍死する北欧諸国と違って、電力が2-3日止まろうが凍死しませんし。とてもエコ。
こういうのは、一種の南北問題です。
Re:他人が死ぬことに対する痛みはないんでしょう (スコア:2)
そういうことですね。自分や家族が1日に消費しているエネルギーを考えてみれば
それがリスク無しで得られるはずがないと分かるでしょう。
身を守るのがいけないのか、なんてのもちゃんちゃらおかしな話で、
潤沢にエネルギーを使わない暮らしをすれば身は守れるわけでね。
そういう暮らしができるところに行って生活すればいいだけです。
無駄なエネルギーを使って/.Jに戯言を書き込みながら、エネルギーの
代償たるリスクは負いたくないと叫ぶなんてナンセンスだと気づかないのがエゴですね。
反原発で坂本龍一氏が、代替の発電手段なんて専門家が考えればいいんだから
僕らは考える必要がない的なことを言って話題になってましたが、そうではなく
原発のリスクを負わずに、いまの生活レベルを維持したいということであるなら
反原発と同時に再生可能な社会はどうやったら実現できるのか的な話がセットで
あるべきです。そしてそれは一朝一夕では行かない。
生活レベルを維持しながら原発も嫌だというのなら当分の間は原発のリスクの代わりに
別のリスクが大きくなり、それは原発のリスクと変わらないかむしろより大きな
リスクにつながる可能性が高い。だから生活のレベルを落とすということも検討しなければ
ならないかもしれない。そういった話ですからね。
Re:他人が死ぬことに対する痛みはないんでしょう (スコア:2)
過去40年に渡り年平均2~3ppm程度で二酸化炭素濃度が上昇を続けてますね。
これは人が住んでいない南極等でも同じです。そして増加率はさらに加速してます。
60億以上の人々がそれぞれに幸福を追求していいて、それにはエネルギーが要るのだから
加速するのは当たり前ですね。
このまま増加を続ければ何が起こるか分かったもんじゃありません。万人単位ではなく60億人が
故郷を追われてもおかしくないと思いますが。今の増加率、化石燃料の消費量からして、数十年
後といったかなり早い将来、つまり孫子の世代で、かなり深刻な事態が起きるようになるでしょう。
Re:他人が死ぬことに対する痛みはないんでしょう (スコア:1)
埋めりゃ良いだけですよ
政治的ほか諸々に都合で実行できていないだけ
Re:他人が死ぬことに対する痛みはないんでしょう (スコア:3, 参考になる)
別に埋める必要もないのでは無いか、と。
以前試算したところでは、今後の増設分も含め、国内で発生する100年分程度の使用済み燃料を全く処理せずに乾式キャスクで保管したとしても、2キロ四方の土地があれば足りる、と言う結果になりました。
使用済み燃料には核分裂で生成した各種元素が含まれ、その中には放射性ではない上、非常に有用な物も含まれると言う事なので、100年掛けて安全に処理できる方法を開発し、その間は地上施設で保管すればよいのではないかと思います。
100年経てば長寿命の核種以外はほぼ崩壊しているので、再処理に伴う危険性も相当低くなるはずです。
アメリカがその方向でも検討しているようですし、非現実的と言う訳ではないと思います。
Re:他人が死ぬことに対する痛みはないんでしょう (スコア:1)
>政治的ほか諸々に都合で実行できていないだけ
なぜ、だけなどと言えるのか。重要な問題でしょ。
こういう人がいわゆる原発推進派だとすると、
責任ある立場で原発を運営している人は大変だね。
ラジオライフに広告が載ってましたよ (スコア:2)
http://file.jl2fkq.jp/FT-73_5.JPG [jl2fkq.jp]
屍体メモ [windy.cx]
一番問題なのは使用済み核燃料なんじゃないの? (スコア:3, 興味深い)
短期的に見れば事故の確率とかで“算数”すれば満足かもしれないけど、一番問題なのは使用済み
核燃料について全く現代の誰一人、解決策を提示できない点じゃないですか?
現時点で解決策無し→未来に先送り→未来なんてどうなるかさっぱりわからない
仮に 10万年後まで考えるとしても、大雑把に記録残っている人間の歴史の数十倍の時間ですからね……
例えば数十年で原発を全廃したとしても、その未来まで子孫が決して絶やさずに管理に手間暇をかけなければならない。
今電気料金を下げるために10万年先までの子孫が担う負担はあまりに大きい……人名に関わらないとも言えない。
それと、万が一(とは言え、文明衰退とか戦争とか、決して低くない確率で)人類が管理に失敗したら、遺伝子レベルで
目に見えず知られずに影響が広がるわけで……それが今や世界中にありますから、自分の子孫たちに直接の大きな
影響が出るレベル。
その未来まで踏まえて数字の比較をできるなら意味があるけど、数十年の間だけで比較をするなんて、結論を意図的に誘導したいとしか思えない。
(或いは仮に信頼性の乏しい未来の仮定を置いて比較しても、それはそれで充分恣意的)
Re:一番問題なのは使用済み核燃料なんじゃないの? (スコア:2, すばらしい洞察)
でも、核廃棄物の問題も含めて、世界に何を残すかを考えなきゃいけない。
核廃棄物を出さない代わりに、CO2出しまくり化石燃料枯渇した世界を残していいって話にもならない。
いま話題の問題にだけ文句つけても、未来は見えないよ。
両方とも解決しなきゃならない問題なんだ。
経済成長の副作用 (スコア:2)
#サルベージ
毎日の記事 [mainichi.jp]
年間123万人が多いのか少ないのかよく分からないが(母数が多いからね)、これで死因の15%という。でも、それが経済成長の必然的な副作用だった。逆に、経済成長しなければ救えなかった命の数を、どう評価するか。
もっとも、石炭依存とか、硫黄の多いガソリンとか、金さえかければ対策の可能な事が多い。天然ガスへのシフトでも、ずいぶん改善するだろうし。本来なら、できるだけ対策を講じて「副作用」を減らす事に務めるはずだが。
原子力の利用と、対策を講じた化石燃料利用と、どっちがどうだかは、知らない。
人類は増殖しすぎた (スコア:2)
原発を禁止する事で人口増加を抑制できるかもね。
原発反対派に寝返ってもいいかも(ぉ
因果関係の証明は? (スコア:2)
でもウクライナやベラルーシは、様々な病気の原因としてチェルノブイリ事故の放射能を上げている
国際社会が認めていて、罹病患者が多いのは、甲状腺がんくらい
でも東電ではあらゆる癌を労災として扱うことにした。福一以後は
下請けの作業員は同じように労災として扱って貰えるのかな?
人が死ななければいいのなら、農耕社会にでも時代を戻せばいい
そもそも原発の持続可能性のネックが人命だったとは初耳です
賛成派、反対派それぞれへ (スコア:2, 興味深い)
賛成派へ
核燃料サイクル計画(プルサーマル)は非現実的であると宣言すべきだよな。
反対派へ
本当に核の平和使用を止めたいならその道筋を考えて反対しないと
核の平和使用停止までの時間を浪費しているだけだと自覚して行動しような。
国内に未使用、使用済みを問わず核燃料は存在し、冷却保存が必要であることに変わりはない。
理想論 (スコア:1, 興味深い)
現実を見ろ。理論どおりに運用できないし、人間はミスをするし、温室効果ガスの変わりに放射性物質を海に撒いてる。
歴史は繰り返すと言うとおり、これからも事故は起こるだろう。
事故らないのは単に運がいいだけだ。
っ【現実】 (スコア:4, 参考になる)
以前在った国家戦略室が『原子力以外の電源に関する事故リスクへの対応コストについて』って判りやすい日本語資料を出してたんだけど消えちゃったので…。
『Deaths per TWH by energy source [nextbigfuture.com]』
『中国における炭鉱事故の現状と対策(上) [asiam.co.jp]』
『中国における炭鉱事故の現状と対策(中) [asiam.co.jp]』
『中国における炭鉱事故の現状と対策(下) [asiam.co.jp]』
# 「炭鉱で石炭掘ってるチャンコロなんて人間じゃなく虫だから人数にはカウントすんなwww」とか言われたら黙るしか無いですが。
Re:っ【現実】 (スコア:4, すばらしい洞察)
んじゃ、露天掘りの石炭を新鋭微粉炭コンバインドサイクル火力(脱硫脱硝集塵完備)で使っている分には、天然ガス程度まで死者数は下げられるんじゃないかっていう。
それと、そもそもいろんな事情で原子力が使えないから化石燃料を遅れた技術で使っている人が死んでるんだから、「原子力がその死を防ぐこと」は不可能ですよねぇ。
「原子力船で亡くなる人より、ディーゼル船で亡くなる人がずっと多い」って統計があったって、じゃあその辺の漁船に原子炉積むか、ってのは無理だし。
Re:っ【現実】 (スコア:2, 参考になる)
国家戦略会議 議事次第 第6回 コスト等検証委員会 [cas.go.jp]
資料3-8 原子力以外の電源に関する事故リスクへの対応コストについて [cas.go.jp]
# ま、幾ら放射脳が「ヒバクニヨルシシャガガガ」と言い張っても、これが現実ってやつなのよ。
Re:っ【現実】 (スコア:1)
放射脳というか、原爆被害映像とかを子供の頃に見せつけられてトラウマになってるんじゃないすかね。
戦後復興後いろんなメディアで原水爆からの放射能で生体にどえらい影響が出るというフィクションも物凄く出てるし。
教育もフィクションも不安を煽りっぱなしだよね。
Re:現実問題として (スコア:1)
http://digital.asahi.com/articles/TKY201303290560.html [asahi.com]
東日本大震災から1年を過ぎた後に亡くなり、「震災関連死」と認定された人が少なくとも40人おり、うち35人は原発事故に伴う福島県からの避難者であることが29日、復興庁のまとめで分かった。復興庁は移動の繰り返しや避難の長期化が関連死を招いていると分析している。
Re:現実問題として (スコア:3, 興味深い)
原爆なんて、原発からの汚染に比べれば可愛いもんだってことを知らないようですね。
日本学術会議で公開されてるチェルノブイリの事故報告から引用しておきますね。
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/kiroku/index.html#3 [scj.go.jp]
チェルノブイリ事故に対する環境からの応答は、放射線の線量、線量率とその時間変化と空間的なばらつき、そして生物種ごとの放射線感受性の違いの、複合的な相互作用であった。放射線によって誘発された細胞死によって引き起こされた以下のような個体レベルおよび個体群レベルの影響が、動植物で観察された。
(a) 針葉樹、土壌無脊椎動物、ほ乳類の死亡率の増加
(b) 植物や動物での繁殖機能の喪失
(c) 動物(ほ乳類、鳥類、など)の慢性放射線症候群
Re:理想論 (スコア:1)
M8.5までしか想定してない原発(浜岡)とか、
活断層の真上に立ってる高速増殖炉(もんじゅ)とか、
トラブル続きでぜんぜん稼動してない再処理工場(六ヶ所村)とか、
老朽化して冷却水もらしたり、ひび割れ誤魔化したり(みはま)、
ストレステストの記載ミスが239箇所も出たり(柏崎刈羽)、
格納容器内の予想水位3mが実際には60cmだったり放射線量が70sv/hだったり(福島2号)
バケツにウランと薬品つっこんでかき混ぜて臨界事故起こしてみたり(JCO)
冷却用のナトリウムに螺子とか実験道具落っことしたり(常陽)
地震で4機ほぼ同時に爆発してそのまま2年間大気開放中とか(福島)
年平均13件ほど原子力事故が起こってたり(日本'66~'05年652件)
安全神話があるからきっとこれでも大丈夫なんだし、問題起こっても近隣住民追い出せば済む話だしね?
人身事故はそれほど多くないしね。事故から10年も経つと関係者以外事故があったことなんて忘れちゃうし。
まぁ海外だともっと大規模ですけどね~
フランスのラ・アーグなんて地球半分ぶっつぶす寸前まで行ったし、アレに比べれば福島なんて可愛いものですよね。
汚染水も毎日400トンを海洋投棄できれいさっぱり。1.4Km沖合いから海洋投棄すれば国際法上も問題ないしね?
20年前くらいまでは放射性廃棄物入りのドラム缶の海洋投棄を50年間くらいやってたし。
これに比べれば日本の事故なんて小さい小さい。
そういえば原発大国のフランスの核廃棄物って今どうしてるか知ってる?
なんと西シベリア(セベルスク(旧トムスク)の原野にコンテナに突っ込んだまま野ざらし。素敵な廃棄方法だよね?
なんと言ってもお金掛からないしね。
#何かありそそうなトムスク7♪~
#叡智の光!
今時の火力発電は結構クリーン (スコア:1)
集塵装置や燃料の脱硫で、今時の火力発電は結構クリーンになっているけどね。
採掘はクリーンじゃなくなってる (スコア:1)
ただ日本にもってこようとしているシェールガスは採掘方法がどうなのかと思う。
発癌性物質を含んだ高圧水を注入して地下水を汚染させたりして、人が住めなくしたりとか。
原発と同じように人を住めなくするような技術を使っているものを手放しで安いとかいって導入するのはどうかと思う。
人類が滅亡すれば (スコア:1)
それ以上死者が増えることはありません。
貧困が一番死に近い (スコア:1)
放射能よりもPM2.5よりも石炭燃料による大気汚染よりも北朝鮮のミサイルよりも一番死に直結しているのが貧困。
ほとんどの原発の稼働をやめて毎月数千億円も火力発電の燃料代として海外にばらまき続けている今の状態は異常。
死者積算以前の問題では (スコア:1)
Re:死者積算以前の問題では (スコア:2)
地表近くあるウラン燃料として使い廃棄物を地下深くに埋めることになるので、それほど厳重にしなくても、人類への被爆が減ります。
地表の近くのウランを燃料として使わないと、100万年単位では拡散しラドン被曝の原因になります。
Re:死者積算以前の問題では (スコア:2)
何も考えていないわけないでしょう。ググればわかるけれどいろいろな機関で研究をしています。
逆に、石炭火力発電は年間ウランを何も考えないで3トン放出します。
高レベル廃棄物は1万数千年でウラン系列の放射性物質より放射能が下がりますので、
石炭火力の方が放射能汚染がひどいことになります。
Re:死者積算以前の問題では (スコア:2)
大気とは書いていません。ほとんどはボトムアッシュの中ですが、ボトムアッシュは近くに捨てるだけです。
地中深く埋めるわけではないので、環境に放出と書いています。
ボトムアッシュのウランの濃度はもとの石炭の10倍ぐらいになるはずで、平均で0.015%程度と思います。
Re:死者積算以前の問題では (スコア:2)
すみません、計算違いです。0.0015%(15ppm)です。
Re:死者積算以前の問題では (スコア:2)
昭和新山は近くに活火山もあるわだし、マグマだまりが下にあったのでは。
それに、それでは新山ができる影響の方が大きいよ。
最悪の事態を想定していない (スコア:1)
最悪の形で原発が事故を起こした場合の被害と死亡者数を、想定していない時点で意味がない。
そして最悪の事態の被害があまりに広範囲になりすぎるため、原発事故の被害は想定できない。
原発の事故が「起こらない」「起こってもフクシマ以下」と考えるなら、
原発がより多くの死を防ぐことができるのは正しいかもしれない。
原子力は、非常に少ない資源から、莫大なエネルギーを取り出すことができる。
そういう面では、化石燃料と比べて「地球にやさしい」「人にやさしい」。
日本では深刻な被害を被った福島原発も、国土が広い国ならそれほど深刻な被害にはならないかもしれない。
Re:温室効果ガスは敵 (スコア:1)
発電で発生する温室効果ガスはCo2が主なので緑化等
である程度現実的な時間おけばでcとo2に還元できますが、
原子力発電で発生した高レベル核廃棄物なんてどうすんだ一体。
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長いものだと半減するまで数千~数万年とかなー・・・言語体系変わるくらい先の未来に禍根残すのかと。
現在我々が高々数千年前の文字ですら大してまともに読めないって言うのにどうするんですかね?
半減期短い放射性物質に比べれば半減期長いものは比較的安全なのは分かってるけどねぇ・・・
Re:温室効果ガスは敵 (スコア:1)
森はCO2を吸収しませんよ。成長の終わった木は、葉っぱと枝を作る分しか吸収しないので、それが落ちたら差し引きゼロ。
化石燃料を使い続ける限り森林面積を増やし続けるか、切って本にして図書館に保存するとかしないと無理です
Re:温室効果ガスは敵 (スコア:5, 参考になる)
30トンの燃料を作るために
普通の大きさの原発(100万kW時)を一年間運転するのに必要なウラン燃料は30トンです。
燃料ペレットは燃えるウラン(核分裂を起こしてエネルギーを出すウラン)であるウラン235、約3%と燃えない(核分裂しない)ウラン238、約97%からなっています。
天然のウラン鉱石中の、ウラン235とウラン238の割合は0.7%と99.3%です。そのため燃料ペレットを作るには、ウラン235の濃度を高くしなければなりません。これを濃縮といいます。
30トンの燃料を作るために、ウラン残土が約240万トン、鉱滓(低レベル放射性廃棄物)が13万トンでると計算されています。
国連科学委員会の報告によると、世界では現在14カ国がウランの採掘を行っており、これまでに100万トン以上のウランが採掘されました。そして残土は16億8000万トン以上にのぼるといわれます。この想像することもできないような量の残土を処理するためにはまた莫大な費用がかかるので、野積みにされている所が大部分です。鉱滓は細かく砕かれているために乾燥すると風にとばされ、大雨が降ると川に流れ込み環境を汚染します。アメリカのチャーチ・ロックでは、ユナイテッド・ニュクレアー社の放射性廃棄物貯蔵ダムの堤防が崩れ、油と硫酸を含む放射性廃棄物が、ナバホ族が飲料水としていたプエルコ川に大量に流れ込み、150km下流まで汚染しました。事故後、精錬所は閉鎖されましたが、川からはラジウム、ウランなど高濃度の放射能が検出され、川の水も井戸水も飲めなくなりました。しかし、家畜はその水を飲んでいますから、家畜の肉を食べる人間も当然放射能を体の中に取り込んでしまいます。このような放射能汚染の危険性はウラン採掘所の多くが抱えている問題です。そしてウラン238の量が半分に減る時間(半減期)は地球が誕生して今日までの時間、すなわち45億年もかかるのです。このように鉱滓は厄介なゴミで、ウラン採掘をしている国はその処分に頭を悩ませています。
Re:温室効果ガスは敵 (スコア:3, 参考になる)
出典を忘れてますよ。
「少しの燃料で大きなパワー」というけれど
ーちいさなウラン燃料が出来るまでー
http://www.nuketext.org/uranium.html [nuketext.org]
Re:温室効果ガスは敵 (スコア:1)
ウラン238の扱いに困って、砲弾に詰めてイラクとかにばら撒いて処分してるしな
Re:1000年後の死者数も推定死者数の計算に入れてください。 (スコア:2)
ぶっちゃけ1000年後は考える必要はないかもですよ。シェールガスやらCC発電を魔法の万能薬のように
語る人がいるのがその理由ですね。
これらは化石燃料の寿命を幾らか伸ばすでしょうが、せいぜい100年かそこら枯渇を先延ばしするだけで
遅かれ早かれ採掘可能な化石燃料は大半は底をつきます。60億以上の人口を抱えていることを
考えると枯渇に向かって猛スピードで加速し最終的には石炭しか残らんでしょう。
もうひとつのリスクとして、炭化水素として地中に固定されていた炭素の多くが200年か300年かそこいらで
大気中に放出されるわけですから、何らかの異変が生じるであろうことはまず間違いないということもあります。
なので、あと200年か300年すると人類は良くて石炭文明レベルにまで退行するか、下手すると絶滅せざるを得なくなる
確率が極めて高いと考えています。
1000年後には、1000年前に埋められたものを掘り返すだけの文明を持った人類は残ってないでしょうね。
無論このまま行けばという話ですけど。
Re:1000年後の死者数も推定死者数の計算に入れてください。 (スコア:1)
なんで技術が進歩しない前提なのさ、今の技術でも人工的に核廃棄物を処理するのは可能だよ。採算が合わないだけで、
将来D-T核融合が実用化させるなら、超ウラン元素を強引に核分裂させるだけの強さの中性子線が大量に出てくるし。
トリチウムの生産にも必要な中性子線の数も増やせるから、一石二鳥
Re:1000年後の死者数も推定死者数の計算に入れてください。 (スコア:2)
何故なんでもありに? ドラえもんがポケットから出す道具なら何の根拠もないが、推定の中では、既存の技術や開発中の技術の延長線上で予測しているのだから、何でもありではない。
Re:1000年後の死者数も推定死者数の計算に入れてください。 (スコア:1)
存在し得ないものは知りようがないなあ…
あ、「我の子孫」じゃなくて「我々の子孫」か。
Re:だったらNASAは北朝鮮の原発再稼動を支援したらいい (スコア:1)
寧辺のアレ [wikipedia.org]は原子力発電所ではありません
核施設です
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スラドに勘違いしてる人がいるとは・・・
Re:ウクライナは27年で人口600万人減ってる (スコア:2)
超大国が1つ滅んだ影響がウクライナの人口に影響してない訳があるまいよ。
ちったあ調べてから書こうぜ (スコア:2)
世界の原子力発電の動向・北米(2005年) [rist.or.jp](原子力百科事典ATOMICA)
西海岸に原子力発電所が無い訳ではないし東海岸に地震が無い訳でもない。北米大陸中央東寄りに地震の発生確率の高い地帯があってそこに原発が立地してたりもする。 オレはこのリンク先を見つけるまで2分とかからなかったぜ。
こう言ういい加減な事を書き散らすお前みたいのが居るから風評被害とかが無くならないんだよ。
Re:そもそも (スコア:1)
> 何より必要なものは、”公平”で正確なデータだ。
無理だと思う。何故なら、自分に都合の良いデータしか信じないから。今回事故後の周りのヤツらをみていて確信した。
-------- izyu