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Intel

ムーアの法則は2020年で終了 79

ストーリー by headless
終了 部門より
tarbz2 曰く、

元IntelのチーフIA32アーキテクトで、現在は米国防高等研究計画局(DARPA)でマイクロシステム技術研究室(MTO)のディレクターを務めるRobert Colwell氏が、ムーアの法則は早ければ2020年に終わるとHOT CHIPS 25の基調講演で述べたそうだ(EE Times Japanの記事EE Timesの記事マイナビニュースの記事)。

Colwell氏はムーアの法則が終わる日が来る一番早い時期として2020年を選び、「2022年とすることもできるが、それが7nmなのか5nmなのかが重要だ」と述べたとのこと。EE Timesの記事では、リソグラフィ技術の進歩に陰りがみられ、プロセスの微細化が限界に近づいているという技術的な要因と共に潤沢な開発資金を得られるか不透明という経済的な問題も示唆されている。半世紀近くの間、コンピュータ業界はこの一つの法則にとらわれてきたわけだが、果たしてあと数年で法則を脱する時がくるのだろうか。

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  • by benzene975 (41852) on 2013年09月01日 22時46分 (#2452021) 日記

    半世紀近くの間、コンピュータ業界はこの一つの法則にとらわれてきたわけだが、果たしてあと数年で法則を脱する時がくるのだろうか。

    私個人としては法則の脱し方に興味があります。従来通りの開発を続けていき悪い意味で脱するのか、あるいは何か革新的な技術が生まれて急激に発展するか……。後者を望みたいところですが、実際のところは厳しいのだろうか?

    --
    自由の行使には責任を伴わなければならない
  • by the.ACount (31144) on 2013年09月02日 16時38分 (#2452311)

    しばらくして分子回路やら量子箱による単電子素子でも実用化されれば、結局法則どおりになるんだろ。

    --
    the.ACount
  • by Anonymous Coward on 2013年09月01日 13時10分 (#2451876)

    と暗殺されるんですね(´・ω・`)

    数年前に11nmは目途が立っているけど、その先はねぇ………という話を聞いたような聞かなかったような。

    • by Anonymous Coward

      どうせなら日経で報道してくれれば「まだまだ終わらんよ」と読み取れるんですけどねw

      実際問題としてかなりプロセスが分子サイズのオーダーに近づいてきているのは事実で
      どっかで頭打ちするのは事実でしょうが、こうも数年おきに「もう限界」ニュースを聞くと
      正直「またか・・・」と思ってしまうのでした。もちろん現場の技術者が頑張ってるからこその
      結果であって、放っておいてもクリアできるような生ぬるい話ではないって事はわかりますが。

      当面はフラッシュメモリのように積層化で時間稼ぎ?
      その前にタレコみというか元記事にあるように開発費の問題でアウトかもしれませんが・・・

      • ムーアの法則は別に平面内に限定してるものではないし、微細化のコストより積層化のコストが低くなればそっちに流れるというのは当然。
        今までよりコストが増えるのは避けられないとしても、際限のないクライアントの願望の前に,「他社とおなじでいいや」なんていっていたら生き残れない現実があるわけで、微細化が限界だからといって集積化が止まることは無いはず。

        • by Anonymous Coward

          ムーアの法則の背景にあるのは最小加工寸法を1/Kに微細すれば、チップサイズは1/(K^2)になって、チップの収量はK^2になるという単純な事実がある
          他にもLSIには微細化するとベキ乗で効いてくる性能指標があって、それらの効果を平均化するとムーアの法則になると理解して良い

          というわけで積層化のみに頼ると指数関数的なLSIの高集積化が、直線的なペースにスローダウンすることになる
          (多層配線の配線層の数だって指数関数的には増えなかった)

  • by Anonymous Coward on 2013年09月01日 13時17分 (#2451877)

    終わる終わると言っているうちは終わったことにしたい人がいるだけ。
    本当に終わったときは「ムーアの法則? ああそんなのあったね」と振り返られる。
    そうえいばNANDフラッシュが「技術的な限界に到達した」こともあったね。

    • by Anonymous Coward

      実際、フラッシュメモリの密度増加は鈍ってるでしょ。
      もう物理的な限界だよ。
      だからNAND以外の不揮発メモリ技術に注目が移りつつある。
      当面はNANDフラッシュを積層して容量を稼ぐけどコスト増は避けられない。

      CPUだと次は量子コンピューター?
      いつ実用的な製品ができるか分からないけど。

  • by Anonymous Coward on 2013年09月01日 13時27分 (#2451879)

    > 半世紀近くの間、コンピュータ業界はこの一つの法則にとらわれてきたわけだが、
    > 果たしてあと数年で法則を脱する時がくるのだろうか。

    「とらわれてきた」?「脱する」?
    この書き方だと、ムーアの法則がさも悪いものであると印象づけられてしまうんだけど。

    • by Anonymous Coward

      肯定的な言い方もなくはないとは思う。まあちょっとキツい言い方だけど。

      まあ実際に、それを死守するほうこうでがんばってたのは事実かも。実費にかかわってくるし、今デカくて熱いのも次は小さくなって回収できる、みたいな後押しはあったしねぇ。

    • by Anonymous Coward

      > 「とらわれてきた」?「脱する」?

      半導体プロセスの開発でムーアの法則を目標に寝る間もなく苦労した(させられた)人ならそう感じるかもね。

  • by Anonymous Coward on 2013年09月01日 13時34分 (#2451881)

    18ヶ月ごとに半分の薄さになっています

    • by Anonymous Coward

      18ヶ月ごとに半分の薄さになっています

      つまり、何年たってもツルツルにはならないんですね。

  • by Anonymous Coward on 2013年09月01日 14時39分 (#2451893)

    いよいよ終わりの始まりだね
    半導体の微細化は大昔からもう駄目だ、技術の限界だ、信頼性を保てないと言われてきたけど、常に技術の進歩で乗り越えてきた
    今はもう技術よりも投資コストの問題になりつつあるから、本当に終わりなのかもしれない
    その昔、当時最先端とされていたDRAMメーカーが日本に何社あって、DRAMのファブが日本にいくつあったか覚えてる人はいるだろうか?
    現在の最先端の微細化技術を持つ半導体メーカーが世界に何社あって、そのファブはいくつある?
    過去のデータを外挿すると、最先端のファブは世界に一つ以下しか作れないという時代が近づきつつあるということさ

  • by Anonymous Coward on 2013年09月01日 14時55分 (#2451894)

    いままでにも、ムーアの法則の限界は何度も何度も何度も何度も叫ばれてきました。
    ムーアの法則を支える中の人(微細化・高集積化のための技術を開発する研究者)にとっては、
    もう今度こそ物理的限界だからもう今度こそ本当に終わる、と思われてきましたが、
    そのたびに、なんらかの方法が編み出され、限界を突破してきました。
    今回もまたオオカミ少年で終わるのでしょうか。

    • by Anonymous Coward

      いつかオオカミは来る。
      私が生きてそれを目撃するのも確かと言ってよさそう。

      それまでにオオカミ少年が何度発言するかはわからない。

    • by Anonymous Coward

      オオカミ少年と一緒にするなよ。頭悪すぎだろ。

      このままだと終わる → 新技術開発に、ありったけの開発費と人材を投入 → 延命 → 振り出しに戻る

      を繰り返してきたのが人の歴史。
      しかしいつもいつもうまい具合に新技術があるとは限らない。
      むしろない時の方が多い。

      今度もあればいいねえ。

      • by Anonymous Coward

        > このままだと終わる → 新技術開発に、ありったけの開発費と人材を投入 → 延命 → 振り出しに戻る

        もちろんそれも込みでオオカミ少年と表現しました。
        本来の意味のオオカミ少年は、最初から嘘だと分かっていて嘘を言うことですから、
        そういう意味では、本来の意味のオオカミ少年とは異なることは認めます。

        > しかしいつもいつもうまい具合に新技術があるとは限らない。
        > むしろない時の方が多い。

        ムーアの法則の危機は何度もありましたが、今まではなんとか回避されてきました。
        つまり、この件に限って言えば、歴史を振り返れば「ない時の方が多い」とは言えません。
        もちろん、だからといって次も回避されるだろうとは言えませんが。

        > 今度もあればいいねえ。

        そうですね。

    • by Anonymous Coward

      これはまさにクラークの三法則(の一)を適用するべき状況ではないか。

  • by Anonymous Coward on 2013年09月01日 15時21分 (#2451901)

    半導体の集積率がウエハ一枚のトランジスタ数のことだけだって、いつから錯覚してた?

    積層と言わず立体構成だったり、トランジスタじゃない素子だったり、2020年なら意外と何が飛び出すかわからないよ。

    • by Anonymous Coward

      錯覚も何も、小さくすればそれだけコストが下がるのだから、加工寸法を小さくしていったまでのこと。積層とかすれば単にコストが上がるだけだし、集積度もせいぜい数倍しか上がらなくて、あまりおいしいとも思えない(製造コストが一世代ごとに半分になっていくならあるかもしれないが)。

      2020年に何か飛びださせるなら、今頃めぼしいものがないといけないはずだが、何かあるの?

  • Win95は、200メガ程度あれば全部入ったような記憶がある。それで基本的な事は全てできた。Win8は20ギガは必要だ。100倍だ。

    なんでこんなに肥大化したんだ。これは何の法則なんだ。

    • by Anonymous Coward

      エントロピー増大の法則
      #割と本当

    • by Anonymous Coward

      怠惰と銭の法則
      CPUが速くなったし、メモリ増えたんだしと、努力を放棄してソフトが大きくなるため、と
      売るために余計な機能を入れたり、互換性を無くしたりする、金儲けのためです。

    • by Anonymous Coward

      最小要件なので、現実にはもっとでしょうが、(使う機能によっても増減があるようですし)

      ●Microsoftサポートページよりシステム要件
      ・Windows 95
        http://support.microsoft.com/kb/138349/ja [microsoft.com]
       35~40MB (+20MB)

      ・Windows 98
       http://support.microsoft.com/kb/182751 [microsoft.com]
       120MB~295MB

      ・Windows Me
       http://support.microsoft.com/kb/253695 [microsoft.com]
       320MB

      ・Windows XP
       http://support.microsoft.com/kb/314865/ja [microsoft.com]
       1.5G

      ・Windows Vista
       http://support.microsoft.com/kb/919183/ja [microsoft.com]
       20GB

      ・Windows 7
       http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows7/products/system-requirements [microsoft.com]
       16GB (32bit) / 20GB (64bit)

      ・Windows 8

      • by Anonymous Coward

        もし、単純に、増える機能の量と容量が対応すると考えると、
        容量の増え方は指数関数的ではなく直線的でもいいのではと思います。

        同じ機能を実現するために必要となる容量も時代につれて増加しているのではないでしょうか?

    • by Anonymous Coward

      Microsoftは名前に偽りのある企業だと常々思う。
      巨大なソフトばっかり作りやがって!

    • by Anonymous Coward

      OSの基本機能のプロセス管理、メモリ管理、ファイルシステムはやってることが別次元の代物だし、
      ドライバ類、API関連も全く多く、表の機能も裏の仕組みも別物だから、
      中身を想像できる人には、まあこんなもんなサイズに思えるんだけど。
      洗練はされてないと思うけどね。

      95年当時のウェブとテキストメールでちょこっと画像が表示できればいいや、ってんなら
      当時よりも小さいの作れるんじゃないかな。誰も需要ないから誰も作らないけど。

      • by Anonymous Coward

        >中身を想像できる人には、まあこんなもんなサイズに思えるんだけど。

        100倍なのも、そう思いますか? それは、中にいるから、感覚が麻痺しているのではないですか。
        どう考えても、100倍機能が増えたとは思えないが。行数も100倍ですよね。

        • by Anonymous Coward

          むしろwin95からwin8って高々100倍程度で済むくらいなんですか?
          そもそも機能が100倍だからコードも100倍って本当?

          win95からwin8って機能が100倍ではないというのは理解できる気はしますけど。

          プログラマーの居る業界には縁がなかったので、教えてエロい人

          • by Anonymous Coward

            同じ機能を実現するにしても、安定性や堅牢性など考慮して書けばコードは増えると思いますよ。
            逆に「とりあえず動けばいい」だけなら、コードとしては単純になるはずです。
            どっちも使う側からすれば同じように動くけど、中身は別物というのはよくある話だと思います。
            実際、XP以降と比べ、Windows98とかMeとかは頻繁にフリーズしてた覚えがありますし。(NT系とアーキテクチャが違うといえばそうなのですが)

  • by Anonymous Coward on 2013年09月01日 17時25分 (#2451945)

    石油はいつ掘り尽くされるんでしたっけ?

    • by Anonymous Coward

      あと40年ぐらい? どこまでコストをかけられるかの問題

    • by Anonymous Coward

      今の勢いで使って、自噴式の油田(いわゆる普通の油田)は30年くらい、加圧式の油田が70年(違ったかも)くらい、石油外化石燃料全部の埋蔵量は300年分くらい
      と、あるシンポジウムで石油元売りの人が言ってました。
      昔と違って埋蔵量推定の精度は上がってますから、それなりに信用できると思われます。

      #なので、300年以内に核融合をモノに出来なきゃ人類は緩やかな滅亡に入ることになりそうです。

      • by Anonymous Coward

        > #なので、300年以内に核融合をモノに出来なきゃ人類は緩やかな滅亡に入ることになりそうです。

        ふつうの原子力(核分裂)ではだめなんですか?

    • by Anonymous Coward

      石油は枯渇せず、ただ高騰するのみ。

      石油、天然ガスの可採料は価格で変わる。
      特に天然ガスはシェールみたいな非在来型だけでなく在来型でも新鉱脈が新たに発見され続けている。
      イランの天然ガスみたいに政治的な理由で掘れないところもあるけど。
      現時点で判明し、現在の価格水準で掘れる量はロシアに匹敵するんだよな。
      アメリカのシェールなんて鼻くそレベル。

  • by Anonymous Coward on 2013年09月01日 17時33分 (#2451947)

    トライゲートで垂直方向に積み上げれば
    平方面積を変えずに集積度を上げられそうだけど
    無理ってことなのかな?

    一番上の発熱はグリス経由とはいえ放熱しやすいけど
    一番下の発熱は放熱しきれず歩留まり悪化とかなんだろうか
    そんなに距離はないはずだけどダメなんかね

    # それとも三次には興味ないってこと?

    • by Anonymous Coward

      トライゲートと、縦方向への積み上げは、別物ですよ。

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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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