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交通

東急東横線駅内での電車衝突事故、原因は雪によるブレーキの性能低下? 90

ストーリー by hylom
兆候を検知できなかったのか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

2月15日、東急東横線の元住吉駅で止まっていた電車に後続の電車が追突する事故が発生した。この事故の原因として車輪とブレーキパッドの間に雪が挟まり、ブレーキの性能が低下していた可能性が挙がっている(NHK)。

このブレーキは最高速度で走行しても600m以内で停止できるというもので、さらにブレーキパッドを車輪に軽く当てた状態で走行することで雪の侵入を防ぐことができるものだったそうだ。しかし、今回の事故では後続の電車は最高速度よりも30kmほど遅い、時速80km程度で走行していたにも関わらず、600mを走っても停止しなかったという。

また、同日にはこれ以外にも多くの「オーバーラン」が発生していたそうだ(日経新聞

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  • 類似の事故 (スコア:5, 参考になる)

    by saab9000 (31344) on 2014年02月19日 16時21分 (#2547921) ホームページ 日記
    1986年に西武新宿線田無駅で発生した事故です。
    後続列車が追突という点でほぼ同一です。
    耐雪ブレーキ非装備+スピード出し過ぎって事なんでしょうかね。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E9%89%84%E9%8... [wikipedia.org]
    • by Anonymous Coward on 2014年02月19日 16時35分 (#2547926)

      5050系、Y500系共に耐雪ブレーキ自体は装備しているはずです。

      使ってたかどうかは分かりませんが…。

      親コメント
    • by SunTown (45384) on 2014年02月19日 22時38分 (#2548132)

      「ブレーキパッドを車輪に軽く当てた状態で走行することで雪の侵入を防ぐことができる」とあるのが耐雪ブレーキですよ。
      報道によれば、使っていたけど不十分だったようですね。

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    • by Anonymous Coward

      1975年製の東急8500系ですら耐雪ブレーキはついてますよ。

  • 徐行指示 (スコア:4, 参考になる)

    by ymasa (31598) on 2014年02月19日 19時44分 (#2548036) 日記

    > また、同日にはこれ以外にも多くの「オーバーラン」が発生していたそうだ

    「国交省によると、鉄道会社の多くは降水量や風速に応じて徐行運転をする
     社内ルールを定めているが、雪に関しては明確な判断基準がないという。
                            東急も徐行運転は指示していなかった。」

    ここ重要!

    • by gesaku (7381) on 2014年02月19日 20時24分 (#2548059)

      雨の日に京急に乗ると発車時に空転しかけてるのがよくわかります。
      速度も速いので悪天候時は滑ることを前提に運転してるみたいです。
      #昔はオーバーランは日常茶飯事、だれも怒らなかったなあ

      あと非常ブレーキを使ったせいで回生ブレーキがかからなかったのではないかと
      思っていますが、もし知っている方がおられればご解説を。

      #でも北久里浜止まりは無いでしょgesaku

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      • by Anonymous Coward on 2014年02月20日 0時08分 (#2548163)

        「東急東横線の追突事故、ATCの動作に問題か」の方で非常ブレーキを使用したことが事故の原因では?と書いたものです。

        さてご記憶の通り、ほとんどの電車は非常ブレーキを作動させると、回生ブレーキ(発電ブレーキ)は即停止して、機械ブレーキのみになります。

        以下蛇足
        つまり、非常ブレーキを使うと、スピードを落とす仕組みが2種類→1種類だけになります。
        個人的には正直どうかなと昔から思ってますが、非常ブレーキは「最短でとまるブレーキ」ではなく、「確実にブレーキし続ける」ことが主目的なのでしかたないところです。
        (国鉄の車両や同時期の私鉄の車両は、常用最大ブレーキ中にオーバーラン等で非常に入れたり、車掌弁によって非常いれたことで、制動距離がかえって伸びるなんて日常茶飯事でした。・・・最近の車両は改善されたかもしれませんが・・・)

        また事故車の東急5000系を含め、首都圏の(普段機械ブレーキをほとんど使わない)全電気ブレーキ車にとって初めての超大雪であり、
        全電気ブレーキ車の大雪での運転方法というかブレーキ制御を変更するきっかけになるかもしれません。(例えば、耐雪ブレーキモードでは、回生ブレーキのブレーキ力担当を50%以下にするとか)
        耐雪ブレーキは一番弱いブレーキ指令1を機械ブレーキに常時かけっぱなしにすることで、雪をなるべく入れないようにするんですが、
        全電気ブレーキ車両では、ほぼそのブレーキ指令1でしか使っていない状態だったと思われます。そのためブレーキシューが熱を持ちにくく、雪が入り込んだんだと思います。
        ちなみに雪国の車両はブレーキシューの材質そのものが違い雪に強いものとなってますので同様の事故が起こりにくいです。(そのかわり沿線にブレーキクズを撒き散らします)

        話変わって京急は、加速時のトラクションコントロールも介入が弱めで空転しまくりますし、悪天候時の減速時も滑走防止装置等を一切つけていないせいか回生失効や滑走を頻発するので乗り心地が悪く、シロートには不安がられますが、大雪等の通常じゃない時にはそれが強みになりますね。オーバーランを許容しやすい信号システムも含めて。
        まぁ沿線状況が悪くて不通だと意味無いですけどね・・・。

        なんというか、こういう対比が即浮かんだりしましたが、だからなんだって感じなので華麗に投棄しておきます。
        京急指令「先行がオーバーランして信号こえちゃったからー。あなたいますぐ一旦とまってくださーい。」→京急運転士「はい分かりました~」
        東急指令「直ちに非常停止して下さい」→東急運転士「了解しました。非常入れます」→アレー

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    • by st1100 (45287) on 2014年02月20日 23時14分 (#2548845)

      速度を抑えるよりも、弱めのブレーキで止まれるよう早めのブレーキで運転するような運用が必要。
      東急の場合は、ATCの運用を工夫しないと問題の解決にならないと思う。当面は、雪の際にはATC無し(システムを切るということではなく、自動制御が発動しないような予測運転を運転士の技量で行う)の運用が必要と思われる。抜本的には、天候に応じて一段制動のATCの減速パターンを補正(=弱め早めブレーキ)するシステム変更を要すと思われるが、難しそうですね。

      親コメント
  • そういえば、「急いでブレーキを踏んだが、間に合わなかった」 [fnn-news.com]という報道がありましたが、
    これの訂正はされたのかな?

  • 今回はブレーキ機構の問題だから関係ないかもしれないですけど、鉄道って大雪の際にチェーンつけなくてもいいんですか?

    鉄な人、教えて!

  • by Anonymous Coward on 2014年02月19日 16時44分 (#2547929)

    >>さらにブレーキパッドを車輪に軽く当てた状態で走行することで雪の侵入を防ぐことができるものだったそうだ。

    なぜこれで、雪対策になるのかわかりません。

    1、この機能ONにする前にブレーキと車輪間に雪が入ってしまったら全く意味がないように思えます。
    2.「車輪に軽く当てた状態」
      つまり密着してないんだから結局雪は入るのでは?

    3.いわゆる雪国で走っている列車のブレーキもおなじ方式なんでしょうか。

    EROI人解説お願いします。

    • by Anonymous Coward on 2014年02月19日 17時13分 (#2547947)

      雪国に電車は存在しません。

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      • by miyuri (33181) on 2014年02月19日 18時21分 (#2547987) 日記

        ここで小説を持ち出すのは、不適切だと思う。

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        嘘。

      • by Anonymous Coward

        雪国に行くと若い子まで「汽車」って言っててほんわかするよね。

      • by Anonymous Coward

        テレビも無エ ラジオも無エ

        歌が違う

      • by Anonymous Coward

        「雪国」がどのレベルを指すのか判らないが、札幌周辺なら 721系 [wikipedia.org]とか731系 [wikipedia.org]とかに代表される北海道独自の車両が走ってるし、東北地方なら701系 [wikipedia.org]とかE721系 [wikipedia.org]みたいな電車が走っている。(というか東北新幹線や秋田新幹線も十分「雪国」を走ってるよね) もうちょっと南、北陸地方に行くと115系 [wikipedia.org]とか

    • by Anonymous Coward

      どっちかというと摩擦熱が重要。雪国も一緒よ

      • by Anonymous Coward on 2014年02月19日 17時25分 (#2547954)

        自動車(ものにもよるけど)も一緒ですね。
        雨の中しばらくして使うと水がパッドとの間に水が入って一瞬効かなくなる。
        ちょんちょんブレーキかけて熱でパッドの水を取り除くってよくやりました。

        親コメント
        • by Jubilee (20038) on 2014年02月19日 22時57分 (#2548140)

          東急と同じ地方を走る京浜急行では、旧1000形の頃ですが、雪が降ると発電ブレーキを切って運転していたことがあります。100km/hくらいから空気ブレーキだけで停車してました。運動エネルギーは車輪とブレーキシューとの摩擦熱に変換されます。普通列車ではこれを2分おきくらいに繰り返します。まあ相当な発熱量になったでしょうね。

          京浜急行には当時発電ブレーキを装備しない吊り掛け駆動車の生き残りがいて、急行運用がメインだったのでもう少し駅間は長かったですが、日常的に空気ブレーキだけで停車していました。最高速からブレーキをかけて、「ズザーー」と音を立てつつ0.12Gくらいの減速をして、止まる頃には何だか焦げ臭い匂いが。運用ノウハウはそういうところで積んでいたのでしょう。

          --
          Jubilee
          親コメント
        • by bunmei (23386) on 2014年02月19日 23時13分 (#2548146)

          ディスクやパッドの水濡れもですが、モータースポーツ用のブレーキパッドなんかだと、ドライでもある程度温度が上がらないと効きが悪いことがありますんで、電車のブレーキも水分を飛ばす他に暖める必要があるかも知れないですね。

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          鉄道用の車両が本気でブレーキをかけたら、ブレーキ部分で焼入れが発生するんだよ。

          • by Anonymous Coward

            そこで昔は井の頭線にも装備されていたディスクブレーキ採用ですよ

    • by Anonymous Coward

      1、この機能ONにする前にブレーキと車輪間に雪が入ってしまったら全く意味がないように思えます。

      車庫から出す前に雪を払うと思うのだけど。

      • by Anonymous Coward

        出すも出さないも、走行中に雪が降りだしたら?

        • ハードディスクにチリが入るレベルで雪避けなきゃいけない機械じゃないんだから
          多少の雪は平気だよ

          玄関の前に雪が積もると滑るから、”雪が降り出してから”常にほうきで掃いてやってれば多少雪が残ってても玄関前は滑らず歩けるでしょ?
          それと同じで「ブレーキに致命的に雪が溜まることを避ける」ための機械であってあらゆる雪をシャットアウトするようなものではない
          親コメント
    • by Anonymous Coward

      その辺のバイカー捕まえて、ディスクブレーキの構造について説明してもらえ

      • by saitoh (10803) on 2014年02月20日 16時22分 (#2548517)
        以前ディスクブレーキがすっかり濡れてブレーキかけても全然減速しなかったことがありましたが、ブレーキレバーを握り続けてたら1秒か2秒で摩擦熱でディスクが乾いたらしく効くようになりました。あれは焦った。電車のブレーキだって、かければ車輪が摩擦熱で乾くとおもうんですねどね。ただその乾くまでの何秒かが命取りになるので耐雪ブレーキがあるのではないかと想像。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2014年02月19日 16時52分 (#2547935)

    出典:毎日新聞社説→山形・JR羽越線 特急脱線事故(死者5人)について
    「風の息づかいを感じていれば、事前に気配を感じていたはずだ」(2005年12月27日朝刊)
    http://blogs.yahoo.co.jp/sylphidgo28/26170180.html [yahoo.co.jp]

    #運転手が「オーバーランしまくりなので運行停止しまーす」とはなぜならなかったのか?

  • by Anonymous Coward on 2014年02月19日 19時40分 (#2548035)

    μが低すぎる場合、制動距離が伸びることがあるよね。

  • by Anonymous Coward on 2014年02月19日 19時47分 (#2548039)

    >車輪とブレーキパッドの間に雪が挟まり、ブレーキの性能が低下していた可能性

    600m条項は廃止されたが、ブレーキの性能が低下していても
    停止距離は守られなければいけないわけで、これは言い訳に
    ならないのでは。

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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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