帝人、シリコンペーストを塗って太陽電池の発電効率を向上させる手法を開発 5
ストーリー by hylom
後付けで使うのは難しそうだ 部門より
後付けで使うのは難しそうだ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
帝人が9月に学術発表した液体状の材料とその加工技術が、次世代の太陽電池の製造手法として注目されているそうだ。開発されたのは「L-BSF型」と呼ばれる次世代の太陽電池の製造手法。太陽光を受けるシリコンウエハーの裏面に、リンやホウ素などの元素を含んだ層を線状など部分的に塗布してレーザーを照射することで、電子を電極に効率的に引き出すことができるという(ITmedia)。
帝人は、この層の形成に直径20ナノ(10億分の1)メートルの超微細粒子を液体状に加工したナノグラムシリコンペーストを活用。太陽光から電気エネルギーへの変換効率は現在の汎用品の18%程度から20。5%まで向上。従来のL-BSF型は1ワット当たりの製造費用が汎用品とほぼ同じだったが、帝人の手法ならば5~6%コストを抑制できるそうだ。
タイトル詐欺 (スコア:2, すばらしい洞察)
リンク先記事タイトル「塗るだけで太陽電池の発電効率アップ “魔法のペースト”帝人が開発」
でも、記事の一行目には「太陽電池の裏面に液体を塗ってレーザーで焼き付けるだけで発電効率がアップ-。」
塗るだけとちゃうやん。
広告ならこれくらいはアリだろうけど、新聞社の冠が付いた記事でこれはアカン気がする。
って記事を載せてるのはITmediaだからこの程度はいいってことなんすかね。
やっぱぬるだけとちゃうやん、表面加工の工程そのものが違ってるし。
この説明だと「熱で注入する表面加工」よりも「印刷しレーザー照射をする加工」の方が簡単と書いてあるけど、その「簡単」さが分かりにくい。
新聞紙とかなら限られた紙面で説明しきれないんだろうけど、ネットなのでもちっと工夫すればいいのに。
熱加工だとウエハをオーブンで焼くようなイメージで、レーザーだと導光させたレーザーをウエハ表面上スキャンさせればいいってことかな。
レーザーの種類や出力によっては設備自体も加工に要する時間も減って簡単になりそうだとうっすらわかる。
#頭良い人ならもっとわかってるんだろうけど・・・ おしえてエロい人
Re: (スコア:0)
でやっぱり無職の馬韓西人なんだww
現在の汎用品がよく分からない (スコア:0)
なんで今までL-BSF型が普及していなかったのか、不思議な事が書いてない?
「現在の汎用品はL-BSF型ではない、L-BSF型にしても製造コストが上がるわけでもない一方でと2.5%程発電効率が向上するのに」、と読めるんだけど。
なぜか作られていないL-BSF型を5~6%安く作る方法を見つけた?
Re: (スコア:0)
>L-BSF型にしても製造コストが上がるわけでもない一方で
書いてあるのは、「ワットあたりの製造コスト」がだいたい同じ、では?
同一面積で比べればLBSFの方が製造コストは上がるはず。
また、構造が変わるから製造プロセスがちょっと変わる。だから完全に同じ設備でそのまま作れるわけではない。
「製造コストがほぼ同じだから、新しいライン組んでそっちで作って下さい」とか言われてもそうほいほい作れないでしょ?
だから次第に増産されつつはあるけど、いきなり全部そっちに切り替わるわけじゃない。生産設備だの何だのだってタダじゃないし、ライン組み替えるのは検証等含めるとかなり手間だ。
#まあその辺は工業製品一般に同じことだけど。
バックメタライズ (スコア:0)
ということはシリコン基板裏面にバックメタライズ(金蒸着)しても太陽電池の性能はかなり向上するということなのか?(下地にチタン薄膜などもつける必要はあるが)
裏面が金ぴかに光る高級太陽電池になるな
#他にも性能向上手段はあるはずだが、実際には太陽電池の大型基板にスパッタやイオン注入や高温の熱処理なんか無理だからやりたくても出来ないのね